ようこそ西千葉へ アミーゴ.

ゴールは88歳。誰も教えてくれない12年。主役は自分だ。昨日はもう来ない今日を明日をどう生きる。わはははーアミーゴ

エンデの遺言より  「11」

2010年06月30日 | 地域通貨ピーナッツクラブ
エンデの発言は日本で生活する人には大きな距離を感じるかもしれません 日本の現状は文化も経済も 官が支配しコントロールしています 経済再建と称して 私企業の金融機関に膨大な税金が投入されています 文化活動や精神活動も助成金や権威づけなどで方向づけられています しかし 未来の社会のあり方を考えるための具体的な手がかりをエンデのその言葉に感じました 
例えば民主主義の基本にある多数決は 政治的レベルの原理です 文化や精神活動は民主主義とは別の原理である自由が最も大切な領域です 芸術は多数決でははかれません とくに お金を考えるうえで 経済生活を貫くのが友愛の理念だという考えには はっとさせられました のちに詳述しますが 多くの地域通貨やソーシャルバンクでは 人のなりわいを助け 相互に支えあう可能性がさまざまに追求されています それに お金が一つの共同体を結びつける絆になる可能性を見ました
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経済評論家の内橋克人は「多元的経済社会」というコンセプトを提示しています つまり 利潤追求と競争を原理とする企業は 社会が必要なものをすべて提供できず それとは別の連帯や協同を行動原理とする経済の営みが必要である そうした競争セクターと共生セクターが並存するような多元的経済社会をこそ 私たちはめざすべきであるというものです これは グローバリズムや規制緩和による自由競争がすべてという論理への批判でもあります
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参議院議員通常選挙が行われていますが  国が決める全ての制度は 多数決である 数が絶対の力なのだということを改めてしりました     民意とは・・・・・     あみーご

エンデの遺言 10 本から離れて

2010年06月29日 | 地域通貨ピーナッツクラブ
西千葉で起こっている 友愛の経済について 今日は2例だけの報告となります
 
・和江ちゃのとうもろこし
 
赤い薔薇の騎士さんが 近所の農家の友人 和江ちゃんのとうもろこし「美味しいトウモロコシです」を「あみっぴぃ」を使って広報し ぎやまん亭さんへ届けます 「温かいご夫婦」は喜んでお金を受け取りとうもろこしをお渡しする 美味しいトウモロコシを注文する方たちは心の優しい女性たち 「赤い薔薇の騎士さんもぎやまん亭さん」も当然 お金は受け取らず善意だけ この友愛の経済は・・・
和江ちゃんが愛情をもって育てた「とうもろこし」を
それを習志野市から西千葉に届ける 赤い薔薇の騎士さん
気持ちよくお手伝いをする「ぎやまん亭さん」 小さな商店の心意気が
美味しいトウモロコシを喜んで注文する 女性の皆様

余目 ほたる米サロン
秋田余目の農産品を「あみっぴぃ」をとうして広報してくれる「みどさん」このアイデアもみどさんです
余目でのお世話役は「ほたるじいさん」
西千葉での商品の受け渡し所は「ぎやまん亭さん」
注文する人たちはやはり女性の皆様

地域通貨ピーナッツの事業活動は 友愛の心を持つ 人のネットワークを広げ 友愛の経済事業を広げる
地域SNS 「あみっぴぃ」は ITによる情報、広報活動が 友愛による経済活動まで支援している

一般的なSNS企業は ミクシー グリーなどなどは その事業が収益事業です が 
地域SNS あみっぴぃ は基本的には収益構造が非常に少なく 社会貢献を目指す NPO法人トライワープにより運営されています

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地域通貨ピーナックラブと地域SNSあみっぴぃは 入会も利活用も基本的に 無料のサービスとなっています 利活用の心は友愛と自由と平等です   エンデの遺言「根源からお金を問う」NHK出版 の本を 今回読むまでは 友愛 自由 平等の心をもつ事業活動であることに 気づきませんでした      あみーご      

エンデの遺言 9

2010年06月28日 | 地域通貨ピーナッツクラブ
精神のレベルには自由の理想が無制限にあてはまります 精神はできるだけ束縛されてないことが必要だし 各人に応じて独自の形に形成されなければなりません  経済生活の理想は友愛です あえて私は友愛こそ近代経済に内在している掟だと考えます
 生産と需要の自由なゲームを適用させれば 万人の万人対する戦い になり 経済的に弱いものがいちも割を食うことになります
 経済生活は本質的には社会連帯的なものなのです では お金はどのレベルに属するのでしょか お金が国家が保証する法的権利であるならば 国家に属し 売買できません また お金が経済生活に属するものならば それは商品でありますが 友愛の理想を実現できる形にお金を近づけなければなりません 資本の自己増殖を許す金融構造が 友愛の理想を破壊してしまったのだとおもいます
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片側商店街で小さな商いを続けながら 経済と地域社会はどうあるべきかと いつも 悩んでいます 「経済生活の理想は友愛です」  商店街の崩壊を食い止めるには お客様と地域の皆様に喜んでいただく商いを前向きに取り組み 尚 地域社会の皆様と共生できる 地域事業活動を進めなければと考えます  力の弱いことを嘆かずに 一寸の虫にも五分の魂がある  あみーご
でもね   心の中でつぶやく言葉は  支えてね です

エンデの遺言 8 ルドルフ・シュタイナー

2010年06月27日 | 地域通貨ピーナッツクラブ
ルドルフ・シュタイナーはエンデに大きな影響を与えた思想家です シュタイナーは社会という有機体を3文節化する社会3層論を立てています エンデの説明では 社会全体を 精神と法と経済の三つの機能に分けます そのうえで精神生活では自由が 法生活では平等が 経済では助け合いの力が基本理念であると考えるべきだというものです この機能はフランス革命のスローガンだった 自由・平等・博愛に対応し 近代市民社会の理想でもあります この三つの領域が基本原理に基づいて機能し 相互にバランスをとりながら関連付けられていく社会が健全だと考えられるのです 社会三層論では 経済生活を競争ではなく友愛という原理を根本にするべきだと考えているのです 

「人間は三つの異なる社会的レベルの中で生きています 誰も国家 法のもとの生活に属しています 生産し 消費する点では経済生活の中で生きています そして美術館も音楽会も文化生活の一部ですから文化生活も皆が行っていることです この三つの「生の領域」は本質的にはまったく異なるレベルです 今日の政治や社会が抱える大きな問題は この三つが一緒にされ 別のレベルの理想が混乱して語られていることです 国家の使命は理想を三つとも実現することではありません 国は 法律をつくり適用しなければならない組織です したがって 平等の理想 それも 法のもとでの平等を実現することが求められています 国家は精神や経済のレベルに手出しをするべきではないのです
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・・・経済生活を競争ではなく友愛という原理を根本にするべきだと考えているのです・・・古希を迎える小さな商店経営者の海保に何が出来るのだろうか ほんの少しですがやれることがあるのでしょう  地域社会の明日が 心豊かに過ごすために                  あみーご

エンデの遺言 根源からお金を問う 7

2010年06月26日 | 地域通貨ピーナッツクラブ
エンデは一人の思想家シルビオ・ゲゼルの名前を挙げました 彼の思想は お金もあらゆる自然界の存在と同じように 年をとり最後は消えていくべきである というものです 一見 珍説のように見えますが この理論は実践されて大きな成果をあげたといいます その貨幣制度を変えようとした具体的な過去の取り組みについて調べていくうちに 新古典派経済学に対抗した経済学者ケインズがゲゼルを評価していることを知りました ケインズの「一般理論」つまり 「雇用・利子及び貨幣の一般理論」1936年に「シルビオゲゼルは不当にも誤解されている われわれは将来の人々がマルクスの思想よりゲゼルの思想からいっそう多くのものを学ぶだろうと考えている」という記述があったのです

お金も消えていく・・・
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朝日新聞フロントランナーより 嘉山孝正さん 国立がん研究センター理事長  最高の医療をすべて紹介できる体制に
最後の記事の中に    「なぜできないのでしょう」質問に答えて
目先の利益を求めてきたのが日本社会なのでしょう 私は35年前にドイツに留学して 欧州の人々の生活の豊かさを知りました 日本はその頃 あくせく働いて山手線はぎゅうぎゅう GNP「国民総生産」で世界2位になっていました ところが 欧州は金持ちでなくても 豊かなのです 何が違うのかと思ったら 目の前のことであくせくしない 本当にいいことはなんだろうと考える
日本人も そろそろ目を覚ますべきです                  あみーご