昭和37年に東京・晴海で開催された「伸びゆく鉄道科学大博覧会」での、2歳違いの弟(右側)とのスナップです。
先頃オープンした大宮の鉄道博物館が話題となっていますが、この大博覧会も晴海の旧見本市会場に線路を引いて、本物の車両を持ち込んだ大がかりなイベントだったようです。
当時はまだ珍しくなかった C62、D51、C51などの SL も展示されていたそうですが、子供達の興味はきっと、新しい電気機関車や電車だったのでしょうね。
残されている写真はこの一枚だけなものですから、実際にどんな車両が展示されていたのかは不明なのですが、「ビジネス特急こだま号」の一部車両や、開業を2年後に控えた「新幹線の先頭車両」なども見ることができたようです。
実はこの博覧会に連れていってもらったことはすっかり忘れていました。今年夏に両国の江戸東京博物館で開催された「大鉄道博覧会」へ行った際に、45年前のこの大博覧会のことを知り、古いアルバムからこの写真を見つけ出したという次第です。
映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」のロケが行われた晴海の見本市会場跡に、かつて「こだま号」の車両が置かれていたとしたら、なにか「縁」のようなものを感じてしまいますね。
それにしても昔の子供達は、みんな鉄道が好きでした。