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「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」、公開初日のレイトショーで 3D バージョンを観てきました。
ロクちゃんを我が娘のように、いやそれ以上に思いやる鈴木オートの則文さんの葛藤。一世一代の大芝居をうち、淳之介の夢を叶えるため、自分にとってもっとも悲しい道を選ばせる茶川先生。家族を愛する心に、涙腺が崩壊しました。
それにしても、役者陣のすばらしいこと。ただただ、ロクちゃんの幸せを思い、揺れる「花嫁の父の葛藤」を演じきった堤真一さん。そして、「芝居の中の芝居」を見事に演じ分けた吉岡秀隆さんには、私の力ではどうにもなりませんが(笑)、日本アカデミー賞の最優秀賞を差し上げたい気持ちです。
全二作では、小学生の一平や淳之介が私のアバターとなり、鑑賞中は昭和の世界にタイムスリップしてしまいましたが、二人が高校生になった今回は、そこまでの感情移入とはならず、作品をより「物語」として観ることができたような気がします。
「あぁ、もしかすると、私以外の多くの人たちには、こんな目線で観ていたのかな」という感じです。
3D バージョンは、東京タワーの先端に触れそうになったり、いろいろな仕掛けで楽しませてもらいましたが、「3D を強調しすぎない演出」が「3D じゃなくてもよかったかも」と感じさせたところもありました。次回は 2Dバージョンを鑑賞したいと思っています。