goo blog サービス終了のお知らせ 

グラニーのブログ

旅の思い出

奥能登 瑞龍寺

2013-10-27 07:27:22 | Weblog

瑞龍寺は、富山県高岡市にある曹洞宗の仏教寺院で、山号は高岡山。本尊は釈迦如来,開基は前田利常、開山は広山恕陽。仏殿、法堂、山門の3棟が近世禅宗様建築の代表作として、1997年に国宝に指定されている。
加賀2代藩主前田利長が織田信長・信忠らの追善のため、金沢に創建した宝円寺(後に法円寺と改称)が瑞龍寺の前身。44歳の若さで家督を異母兄弟の利常に譲り、隠居した利長は金沢から富山に移転するが、富山城の炎上を機に高岡に移り高山城を築いた。法円寺は利長死去の前年に高岡に移された。利長の死後、3代目の利常が法円寺を利長の菩提寺とし、利長の法名瑞龍院に因んで寺名を瑞龍院と改めた(後に更に瑞稜寺と改称)。
伽藍は、中国の寺院建築を模して建立されており、総門・山門・仏殿・法堂を一直線に配列し、左右に禅堂と大庫裏を置き、四周を回廊で結んでいて、厳粛且つ整然とした伽藍構成になっている。


バス停から瑞龍寺に向かう参道と参道の途中にあった前田利家の像



瑞龍寺に到着  ・  総門をくぐると左手に瑞龍寺法堂の鬼瓦



総門(重要文化財)
正面三間の医薬門形式で正保年間に建立



山門(国宝) 
正保二年に建立、万治年間に場所を変えて建て直す。延享三年火災で焼失、
現在の建物は文政三年に竣工、当時としては珍しい和算により設計されている。



楼上の影向閣には釈迦如来、十六羅漢が祀られている







山門の左右には金剛力士像



山門を通してみる仏殿



仏殿(国宝) 
総桧造り、屋根は鉛板で葺かれている。



仏殿内部 
ご本尊として、中国明代の釈迦・文殊・普賢の三尊が祀られている。



天女



右前方から大庫裏(重要文化財)、鐘楼、大茶堂(重要文化財



法堂(国宝) 
境内第一の大建築、総桧造りで構造は方丈建築に書斎建築を加味したもの。



法堂内部
中央奥の内陣には二代藩主前田利長の位牌が安置されている。
また正面内陣の欄間には高岡という地名の由来になった法王が刻まれている。



石廟 
法堂から撮影したので3つしか見えませんが5つある。
右から前田利長公、利家公、織田信長公の分骨廟



回廊


回廊を右に曲がるとなでぼとけがあり、自分の悪いとこを擦るとよくなると言われている。


なでぼとけ


更に回廊を進んで行くと大庫裏に・・・


かまど



食事場所



韋駄天尊像


大庫裏から更に回廊を進み右に曲がると山門に出た。法堂から反対方向の回廊を進むと到達する禅堂が山門から見えたが、時間がないので外観のみ撮影した。


禅堂(重要文化財)
座禅修行をする建物だが、座禅だけではなく食事、睡眠をとる生活空間










三河湾三島めぐり

2013-10-20 07:58:09 | Weblog

渥美半島の突端、師崎港までバス、そこから貸し切り高速船で篠島まで8分。港に着くと迎えのバスが来ていてお食事所へ。名物の蛸ご飯と新鮮なお刺身その妻にアシタバの葉が添えられていた。篠島にはアシタバが自生していて、料理の材料やお土産としても売っている。食事が終わると、地図を頼りに港まで散策。最初に立ち寄ったのが犬嫌いで知られる八王子社だった。次に行く神明神社の古財で作られているとか。神明神社は伊勢神宮が建て替えをした時の古材で造営された。現在も神宮の古財が下賜され造られているとのこと。神明神社から高速船乗り場に向かっていると右側に山頭火碑があった。


師崎港の風景



チャーターした高速船



遠くに三島由紀夫の潮騒の映画ロケ地初島や伊良子岬が見えました。



八王子社



神明神社



道端に祀られていた神社・篠島漁港



加藤清正の矢穴の石・山頭火碑


次に高速船で渡ったのが作久島。作久島の西港に着くとガイドさんと一緒に弁天サロンに行き、鍵を借りて大葉邸へ行く。大葉邸はもちろんそのあたりはタイムスリップしたような懐かしい家並み。大葉邸からは自由散策で、石垣海岸のおひるねハウス、石垣第一号古墳と崇運寺を訪れた。
高速船を降りると目の前にようこそ作島へと迎えてくれる休憩所とタコつぼ。海沿いに歩いて行くと昔の猟師村に見られた黒い家並みが目に入ってきた。坂道を更に進むと弁天サロンの建物が見えて来た。ここで、大葉邸の鍵を借り、細い小道を大葉邸に向かった。


休息所とタコつぼ



弁天サロンへ



大葉邸



大葉邸内部



大葉邸中庭 瓦の塀に驚いた



懐かしい家々



大葉邸からの帰途瓦塀を修理していた人がいたので少しお話を聞く。
絵を描かれる方とかで、通りに沿って立派な瓦塀を作っていた。


大通りに出ると、自由散策になり、各自で行動することにになった。皆と別れて最初に向かったのは38あるうちの第一号古墳だった。ジャングルのような小道を行けども行けどもなかなか古墳に辿り着けないので、諦めかけていた時、石垣古墳と書かれた3番目の指板を見つけ左手に小さな古墳を見つけた。


石垣古墳に行く途中で見かけたトーテンポール・最後の指板・
石垣古墳 作久島にある古墳 38基の内、石垣第一号古墳で、これらの古墳は
海部族の統率者の墓、または海部族の有力者の墓と推定されている。



石垣海岸のおひるねハウス



崇運寺


最後に渡ったのが日間賀島。この島での滞在時間は短かったし、疲れていたので到着した西港の辺りを散策しただけで、たこの姿焼を食べながら地元の婦人とお話をして過ごした。


撮影スポットの一つ 西港は右側の脚をあげている



蛸の姿焼を焼いてもらったお店 焼きたてはおいしいですね。



日間賀島の西港から師崎港を望む






姫路城・天空の白鷺

2013-10-06 07:29:33 | Weblog

平成21年11月から始まった天守閣保存修理を見る天空の白鷺のツアに参加した。
修理中は素屋根で天守閣は覆われているので、美しい白鷺城の姿は見れないが、大天守の大屋根や最上層をまじかに見ることができ、伝統的な工法による修理によって受け継がれてきた城郭建築の醍醐味を体験することができると言うことだった。
大手門駐車場でバスを降り、しばらく歩いて大手門から入城。


さくら橋を渡り、大手門から入ると三の丸広場から素屋根で覆われた天守閣 が見える



三の丸広場に沿って入場口へ



ぬの門


ぬの門をくぐると、「りの一渡櫓」の特別公開があり見学。築城以来、一般には見せたことのない「りの一渡櫓」を「天空の白鷺」開館期間だけ公開。昭和の大修理の時に発見された瓦や珍しい部材など、また、工事に伴い大天守大屋根から降ろした昭和の鯱瓦を江戸、明治時代の鯱瓦と共に展示している。


りの一渡櫓の入り口と江戸、明治、昭和時代の鯱瓦



六葉と懸魚



りの一渡櫓内部




紋瓦



近くで見ると素屋根に大天守の絵が描かれていた



お菊井戸


りの門、備前門を通っていよいよ天空の白鷺の建物に入った。一階のホールからエレベータに乗り、7階で途中下車。見学室からエレベータの中で見た壁面修理の場面を撮影、壁漆喰の保存修理に関する展示を見学。再びエレベータで8階に行き、屋根修理を見学した。


りの門・備前門



壁面修理(エレベータから)




壁面修理(見学室の展示)



屋根修理エレベータから


屋根修理見学室から



逆揚羽の掛瓦・鳥衾・鬼瓦(桐平面)・鬼瓦(蝶立体)



展望室から姫路市内



西小天守と乾小天守


天空の白鷺での見学が終わると大急ぎで西の丸を見学、バス停へ。