グラニーのブログ

旅の思い出

スイスアルプスの旅 リヒテンシュタイン(切手の国)

2010-10-31 08:20:02 | Weblog

リヒテンシュタイン
リヒテンシュタインはスイスとオーストリアに挟まれた、ヨーロッパ第4の小国。リヒテンシュタインと言えば切手で有名だが、今は高度な工業製品、例えば義歯、コンクリートドリルなどの分野でヨーロッパ中のシェアの90%を占めているとのこと。税金の安さと取引のしやすさからヨーロッパ諸国を中心に様々な国から資金が流れ込んでいるが、工場や大きな建物は周囲の風景に調和するように高さや外観が計算され尽くしているので、ちょっと見ただけではわからないのだと云う。私たちは此処で昼食を取り、短時間ではあったがメイン通りを見学した。

      
昼食を取ったレストラン ・ 散策したメイン通り 食事を提供するところが並んでいる

      
市役所  市役所前の銅像  市役所付近の様子

      
切手記念館前の大通り  道から噴水  道に色々の種類の切手 右下はファドゥーツ城



スイスアルプスの旅 サンモリッツからクールへ

2010-10-24 07:19:01 | Weblog

観光に出かける前、サンモリッツの町と言ってもホテル周辺だけだが散策した。
サンモリッツにはドルフ地区とバート地区の二つの中心部がある。サンモリッツの駅はサンモリッツ湖の側にあり、ドリフの中心まではずーと上り坂だ。ドルフ地区には一流ブランドの店、市庁舎、学校広場などがある。バード地区は湖の西側にあり、3000年の歴史を持つ炭酸泉が湧き出している。バートBadとは温泉の意味。ドリフ地区とバード地区の中間には美術館や博物館がある。

      
バス乗り場 ・  時計台 ・  まちかどの家

      
市庁舎前の噴水 ・  学校広場

      
有名なチョコレート会社の本店 ・  店内の様子

      
(左)シュタインボックの窓 ・  小路から見えた山
(右)バス ・  スグラフィッティ壁画の家

大きな荷物はバスに積み込み、今日も鉄道の旅だ。レーティッシュ鉄道アルプラ線の列車でサンモリッツを出発クールを目指す。約10分でサメダンに到着。スグラフィッティ壁画の家が見られると言うので、カメラを構えていたが、とうとう写すことができなかった。実際には、2軒ほどサンモリツで見たのより素敵なスグラフィッティ壁画の家を見つけたのだが・・・。エンガディンの谷をイン川に沿ってしばらく走るとアルブラトンネルだ。このトンネルはアルプスを越えるトンネルとしては一番の高所にあるのだと云う。トンネルを出るとイン川の景色は一変して深い谷の景色となる。列車は右に左にカーブを描き、川に沿って急勾配を下っていく。トンネル、橋、渓谷、雪止めが目に入ってくる。フィリズール駅に着くと、小さな電車が止まっていた。ここから絶景ポイント、ラントヴァッサー橋が近づいてくる。列車内は橋を見ようとみんな右方左方する。見えたと思うとすぐ見えなくなってしまう。トンネルを出たら後ろを振り返ってみよう。美しくカーブを描いた石橋ラントヴァッサー橋だ。バロック教会が見えてきたらティーフェンカステル駅。駅を過ぎるとアルブラ川に沿って右を走っていた列車が左側に橋を渡る。ここから渓谷が始まり、崖はほぼ垂直で、下を流れる川は見えない。列車はこの断崖絶壁を小さいトンネルと鉄橋にへばりつくようにして走っていく。やがて平原を過ぎ、前方に大きな川が見えてくる。ライン川との合流地点ライヒェナウだ。ここから列車は進行方向を変えて西へ向かうが、私たちの乗っている車両はクールまで約10分走って、また同じ路線を引き返してくるとのことだった。(氷河急行の一部は西へ向かう列車と切り離されて、クールに行き、また同じ路線を戻ってくるようになっている)列車はクールの町の西北に着き、私たちは待っていたバスに乗ってヨーロッパで4番目に小さい国リヒテンシュタインに向かった。
      
わたしたちがクールまで乗って行った氷河急行
      
サンモリッツからしばらくは平原を列車は進んでいく。 車窓からの眺望。
      
アルブラトンネルを越してからの風景。 石橋のラントヴァッサー橋、橋桁が高く、ローマの水道橋に似ている。(左)  トンネルを出たら後ろを振り向こう。列車が石橋の上を走っている。(右)
      
渓谷の断崖絶壁にかけられた石橋の上をを列車は走っているのだ。
      
ライン川との合流地点に近づいてきた。クールで降り、駅前広場に止まっている列車を見て驚いた。箱根登山電車と漢字で書かれた列車だ。私鉄レーティッシュ鉄道と箱根鉄道とは姉妹鉄道とのことだった。


スイスアルプスの旅 ピッツ・パリュ・ピッツ・ベルニナ

2010-10-17 09:57:21 | Weblog

ハイキングが終わると、再び列車に乗って、ビッツ・パリュ・ペッツベルニナに行く。駅に着く直前、窓に水滴。雨?と心配しながら列車から降りるとやぱり小雨が降っていた。折角、山を見に展望台に行くのに・・・・。それでも、万が一を祈って、ロープウエイに乗ってデイアボレッツア展望台へ向かった。願いもむなしく、あたりの山々は厚い雲に覆われ楽しみにしていた山々のワイドなパノラマは見られなかった。昼食を取り、雲間を待つが,雲は切れてくれない。この方向にピッツ・パリュがあり、山頂の向こう側はイタリアだという説明も空しく、最後までピッツ・パリュ・ピッツ・ベルニナの山々との対面はできなかった。残念!

     
ロープウエイ乗り場に向かっているところ ・ ロープウエイに乗ってすぐに写した風景
     
展望台近くになってロープウエイから撮った写真 ・ 展望台
     
昼食を取った展望台の食堂 ・ そこからの景色
     
どこを向いても雲また雲で山は見えない ・ この氷河の向こうにピッツ・パリュ・ピッツ・ベルニナがあるのだ

展望台での滞在時間を短縮して、再び列車でサンモリッツへ。サンモリッツでは雨は降っていなかった。早速、ピッツネイル展望台に行くことにした。学校広場から図書館の左の路地を上がって、ケーブルカー乗り場に行き、ここからコルヴィリアまで上がり、ロープウェイに乗り換えて、ブロンズ製のアイベックス(シュタインボック 野生のヤギ)が見下ろす展望台に行った。幸い、天気も良くなって谷を隔てたアルプスを見ることができた。ちょっと迫力を欠いているのが残念だったが、その代りにオーバーエンガディンの谷と湖水を見ることができた。

     
ケーブルからの眺望
     
ロープウエイからの眺望
     
ピッツネイル展望台のシュタインボックとオーバーエンガディンの谷と湖水
     
ピッツネイル展望台から見える山々の案内板

スイスアルプスを訪ねる旅 サンモリッツ

2010-10-03 08:34:36 | Weblog
 
       今回はスイスのアルプスを訪ねるのが目的なので天候が心配だった。出発日、日本は快晴だったが、空港で、スイスはここ数日は雨続きとのことを知ってがっかり、それでも山の天気だからと、かすかな希望を胸に成田から出発。11時間40分の飛行後、フランクフルトに到着。乗り継ぎで空路チューリッヒへ。ここから更にバスで約3時間やっとサンモリッツのホテルに辿り着いた。ホテルは町の中心部にあった。ホテル前は学校広場、広場の反対側には学校、図書館、コープなどがある。【写真左 ルフトハンザの国際線の飛行機は今年から二階建てになったとかで、ビジネス、ファーストは2階、エコノミーは1階だ。搭乗口も違う。 写真右 チューリヒの飛行場】
       
学校広場 ホテルの窓から撮影

翌日、レーティシュ鉄道ベルニーナ線に乗ってスイスでの観光が始まった。サンモリッツから乗車、モルテラッチ駅で列車を降り、モルテラッチ氷河のすぐ近くまでハイキングだ。歩き始めてしばらくすると遠くにモルテラッチ氷河が見えてきた。更に歩いて行くと氷河の姿がだんだん大きくなってくる。森林の合間から見える雄大な氷河はまるで絵のような美しさだ。そのうち道の脇に1900年にはここまで氷河があった、1940年にはここまで氷河があったという標識が数本立っていて、ちょっと吃驚させられた。今はそのあたりに灌木や草花が生えていて、標識がなければ、そんなことはとても考えられなかった。【次回は都合で17日になります】
       
駅に向かう途中の街角の建物
       
(左)エスカレータで下がっていくところ、上野の新幹線に乗るときのあの長い急なエスカレータを思い出させる (右)サンモリッツの駅
       
駅に着いたとき止まっていた列車(左)・私たちが乗っていった列車(右)
       
モルテラッチに行く列車からの風景
       
モルテラッチで列車から降り、踏切を渡るとハイキングが始まる
       
モルテラッチのハイキング 
氷河がだんだん大きくなってきます(左) 1940年の標識と標識を通り過ぎてからの氷河の景色(右)
       
標識と氷河のアップ写真
       
モルテラッチ氷河へ行く道端に咲いていた花の一部