グラニーのブログ

旅の思い出

チェチェンイツア2

2008-03-16 08:06:33 | Weblog
 新チチェンイツア
新チチェンイツアには、カスティーリョ(城)を初めとして多くの見所がある。
カスティーリョ
別名ククルカン(ケツァルコアトル)の神殿と呼ばれている。底辺は55.30m四方で、高さは30m。内部には小さなピラミッドが内蔵されており、犠牲者の心臓が置かれていたと言うチャック・モール像と、ヒスイの目を持つ赤いジャガー像が、安置されている(残念ながら写真は失敗)。上るだけで息も絶え絶えだった。また、下りはそれに輪をかけて大変だった。この神殿は、マヤの暦だと言われている。9層の基壇から成り、階段で2分されているため、双方で18となる。此れはマヤ・ハアブ暦の1年の月の数である。四方の各階段は、それぞれ91段あり、4x91=364で、此れに頂上の1段を加えると365段となる。ハアブ暦の1年の日数となるのだという。(都合により次回は、4月6日になります)【上の写真 カスティーリョ】
       
戦士の神殿↑
神殿前に林立する石柱群に、戦士の浮き彫りがあることからこの名が付いた。基壇上に昔の神殿の屋根を支えていた柱列がならび、その入り口部分にチャック・モール像が横臥して、虚ろな視線を西の彼方へ投げている。神殿南側の数列の円柱群は、千本柱の間と呼ばれ、かっては大屋根があったという。↓
       
ジャガーの神殿
建物の正面上方に、歩くジャガーの浮き彫りが見られたことからこの名が付けられている。球戯場のコート東側の石壁上に、羽毛のある蛇の脊柱を持っている神殿
       

球戯場
チチェンイツアで発見された9つの球戯場で一番大きなもの。コートの画面に競技者の浮き彫りがみられる。その1つに、頭の無い人物の首から蛇(血)が噴出したのがあるが、此れは敗者の代表の首が切られ、神への生贄となったことを表しているのだとのことである。
       
ツオンパントリ
メキシコ中央高原のナワトル語で、ツオンパントリとは、「髑髏の棚」を意味すると言う。犠牲に捧げられた人間の頭蓋骨を並べていた場所
        
ジャガーと鷲の基壇
基壇の壁画にジャガーと鷲の浮き彫りがあるのでこう呼ばれる。ジャガーと鷲が食べているのは生贄の心臓か。
        
目を凝らして、よく見てください。鷲とジャガーが、人間のハートのようなものを食べようとしています。



チチェンイツア 1

2008-03-09 08:59:05 | Weblog
 
チチェンイツアは旧チチェンイツア(南部)と新チチェンイツア(北部)に分けられる。チチェンとは「井戸のほとり」、イツアは「水の魔法師」と言う意味のマヤ語だそうだ。このマヤ語が示す通り、天然の泉(セノーテ)を中心に、都市は長きにわたって栄えた。旧チチェンは6世紀ごろからの古典期マヤの建造物群で、プーク様式が主流、カラコル(カタツムリ)と呼ばれる天体観測所跡もある。新チチェンは10世紀末に侵入してきたトルテカ系民族と、マヤ古来の文明が合流したトルテカ・マヤ様式の建物群で、戦士の神殿や横臥しつつ上半身を起こしたチャック・モール像などに、戦闘的なトルテカの影響がみられる。トルテカ系民族に征服された後も、チチェンイツアは新しい混合文化を生み出して発展したが、13世紀初め、近隣のマヤパンによって滅亡した。
旧チチェンイツア
旧チチェンイツアには尼僧院、教会、天文台などがある。
尼僧院
遺跡南端にある建造物。大基壇とそれに隣接する住まい風の建物のイメージから、初期に訪れたスペイン人の宗教者が尼僧院と命名した。

   

教会
雨の神チャックの顔と嵌め石のモザイク模様の保存状態がいい。

   

天文台
建物の円形内部に螺旋状の階段がついているところから、コラコル(カタツムリ)の名前が付いているという。実際には、内部に入らなかったので、確かなことはわからないが資料によると、円形内には、崩壊した部分を除いて3方向に入り口(?)が開いていて、西、南、南西に向いている。それぞれに月や太陽の没する、いわゆる節目となる方向(たとえば、月が最も北に寄ったときに没する方向など)を示しているという。


   

シュカレ自然公園

2008-03-02 08:25:10 | Weblog

自然の美しさとマヤ遺跡を売り物にしたテーマパークで、今やメキシコの一番人気とか。園内に美しい入り江やセノーテがある素敵なレクリエーションセンターだ。そこにはイルカと泳げる池、博物館、水族館、植物園などがある。中でも救命具をつけてイルミネーションが施された地底の川を泳ぐ体験は忘れられない思い出になった。【写真 公園へのアプローチ】

   
綱渡り 池の上に張られた綱を渡って楽しんでいます

   
トカゲの昼寝? 蜥蜴ものんびりと石の上で日向ぼっこ

    
地底川泳ぎのため洞窟に入っていくところ

   
洞窟の割れ目 ここで川泳ぎの様子を撮影することができる

       
公園を散策中に出会ったカステーニョのレプリカ