グラニーのブログ

旅の思い出

スイスアルプスの旅 ベルン2(旧市内)

2010-12-19 08:27:59 | Weblog
旧市内には見る処が沢山ありもっと時間が欲しかった。
時計塔
ベルンが建国されてから1250年まで、市の西門だった。1405年に大火に遭い、その後も何度も修復されたが、塔の基礎部分はベルンで最古の建物だという。この塔に時計が掛けられたのは1530年で、塔の東側にある仕掛け人形と天文時計はカスパー・ブルンナーの作。時報の4分前になると鶏が鳴き、道化師の鐘の音とともに小熊の行進が現れる。時報を告げるのは塔の上部にいる人形だ。
11:56の時計台のからくり 塔の上の方で鐘をたたく人形(右下)


クラム通り  ・  アーケード商店街(上)
ツェリンガー噴水  ・  シムソン噴水(下)



アインシュタインハウス
1902~09年にかけてアインシュタインは特許局技師としてベルンに暮らしていた。クラム通りのアパートには新婚間もない1903~1905年5月まで住んでいた。ノーベル賞を取った相対性理論は此処で生まれたのだと云う。現在は当時の写真や資料、家具が一般公開されている。

アインシュタインの家


大聖堂
かつては、礼拝堂があったこの場所に大聖堂の建築がはじまったのは1421年、完成したのは1893年だと云う。後期ゴシック様式の堂々とした大聖堂で、スイス最高の尖塔を持っている。正面入り口の上部にある“最後の審判”のレリーフや内部のステンドグラス、パイプオルガンは必見だ。

大聖堂(左)  
大聖堂前のモーゼの噴水 
神に与えられた十戒を掲げている旧約聖書の預言者(右)


正面入り口の“最後の審判”のレリーフ 
234体の小像によって神によって選ばれた人々と地獄に落ちて行く者を
リアルにまたユーモラスに表現している



大聖堂広場の見晴らし台からアーレ川対岸を撮影


キルヒェンフェルト橋から
大聖堂 と  河の中のお城(関所) ・  連邦議事堂(右下)


意外なところの店
ベルンの旧市街は石造りのアーケードが連なる商店街が名物、デパートも、スーパーも、ショップも、レストランも古風な同じ造りの建物の中にある。ところが、アーケードの外側、道路に面して、斜めにドアが付いた入口がある。階段を下りるとそこが店になっている。秘密めいた雰囲気でちょっと入る気にはなれなかったが、個性的なブティック、画廊、小劇場、ライブハウスなどに使われているとのこと。


半地下に設けられた店 
アーケードの外側、道路に面して斜めにドアの付いた入口がある。階段を下りるとそこが店。
個性的なブティック、画廊、小劇場、ライブハウスなどに使われている。

子食い鬼の噴水
昼食に行くと途中で見かけた噴水、数ある噴水の中で最もユニークな噴水だ。
子供のいたずらを戒めるためのモチーフ。恐怖心を与えて子供を躾けるという風習がスイスにあったということは、日本のなまはげそっくりの奇祭がスイスにもあることからもわかる。鬼の顔はユーモラスだが、子供のひきつった顔を夜、ライトアップされた後にみると怖いと云うことでした。

都合で次回は1月9日になります。


スイスアルプスの旅 ベルン1

2010-12-12 09:32:41 | Weblog

ベルンはスイスの首都であり、またベルン州の州都でもある。U字型に蛇行するアーレ川に囲まれている。アルプス観光の拠点、商業・金融の中心地。ツェーリンゲン公が此処に要塞都市を築いたときは、木造だったが、火災で焼失した後に石造りの街並みに再建された。この町には建物の屋根は赤茶けた色の瓦屋根にしなくてはいけない決まりがあるとかで、そのために、旧市街は中世の面影を留めている。1983年、旧市街はユネスコの世界文化遺産に登録された。


石造りの赤茶瓦屋根の家


くま公園からバスで来て降りたところ(左) 連邦議事堂前
時計台へ行く途中で撮影したトラム



バラ公園
18世紀に墓地だった高台を1913年に改良したのだと云う。ここには、其の名の通り沢山のバラが植えられている。また、此処は町一番の展望ポイントで、ベルン旧市街の素晴らしい景色を堪能することができる。


バラ公園入口 ・ 公園散策 ・ 公園内の様子



ばら公園に咲いていたバラ



バラ公園から撮影したベルン旧市内


熊公園
バラ園から石畳の坂道を下って行くと熊園がある。ベルン州の紋章の中央にクマが描かれているように、クマはベルント関わり合いの深い動物である。それは、ベルンの町を作ったツェーリンゲン公が、狩りをして最初に捕えた動物の名前を街に付けようと提案して、最初に捕えた動物がクマだったのでそれが町の名前となったということで、町にはクマを形どるものが溢れている。16世紀に戦利品と一緒に連れ帰った熊を現在のベーレン広場(連邦議事堂前)で飼い始めたのがきかけで、その後何度か移転して現在はニーデック橋のたもとにある堀で放し飼いされている。


バラ公園から坂道を下って熊公園へ行くところ


以前の熊園(左上)、狭すぎたので現在の場所(ニーデック橋のたもとの堀)に移動した。
掘りを上から覗き込むが熊は見つかりません。(左下)
熊公園と言うのに熊がいないなんてと思って対岸の美しい建物を見ていると、
飼育員が何やら身振りで向こうへ行けと言っているようなので移動してみました。
居ました熊が一頭、小屋から出て来てくれたようです。(右)

スイスアルプスの旅 ロートホルン

2010-12-05 08:20:58 | Weblog
 
シーニゲ・ブラッテを下山後、再びインターラーゲンに戻り、昼食を取ってからバスでブリエンツに行った。2252mのロートホルン山頂に向かうため、ブリエンツからロートホルン観光SLに乗車、かわいい蒸気機関車に押されて山を登って行く。雨がやんだので、ブリエンツ湖越しにベルナーアルプスの大パノラマが見られるかもしれないと期待に胸を膨らませ、窓を開け、辺りの風景を楽しんでいたが、山頂に近付くにつれ靄が濃くなってきた。山頂に着いたときは完全に期待は裏切られ、1寸先も見えないくらいの靄で辺り一面真白だった。そんな処にいつまで居ても仕方がないので乗ってきた列車で下山することにした。残念ながら山に嫌われたみたいだ

           
ブリエンツの駅


           
ロートホルン観光SL 
蒸気機関車が後ろから押して登って行く。 
SLの時刻表(左下)  SLの内部(右下)


           
ブリエンツの駅を出ると辺りが少し明るくなってきた。 
蒸気機関車からの眺望。 右の湖はブリエンツ湖

           
           
中間駅 数人の乗客が待っていた。(右上)
 機関車に給水しているところ(右中) 給水場所の近くに家があり、家族が住んでいた。(左中) 
天気は雲ったり、明るくなたりするので山の姿もその都度変わります。
 
    
           
SLからの眺望  
高度はだんだん高くなっていき、山を見下ろすようになる。
 

           
駅を降りた時は辺り一面真っ白だった。
それでも展望台まで頑張って行き、靄の切れ目から写真を取ってきました。


           
下山途中に見つけた花