グラニーのブログ

旅の思い出

元滝伏流水・獅子ヶ鼻湿原

2015-09-27 07:52:16 | Weblog


元滝伏流水
 駐車場から700m約10分のところにある元滝伏流水は鳥海山に浸み込んだ水が長い歳月をかけて、幅約30mの岩肌一帯から湧き出ている。元滝の景観は素晴らしいですが、そこに行くまでの散策路も良く整備されていて歩きやすく、散策路沿いに流れる清流を見ながら歩くのは気持ちがよい。一年中枯れることがない湧水が豊かな苔を育て、その苔の緑が美しい水を一層ひきたててくれる。



散策路沿いの清流



幾筋にもなって流れ落ちる伏流水



落下した水は苔むした岩に砕けて、美しい飛沫の軌跡を描いている




元滝 
元滝の左上に大きな岩磐があります。これが元滝の流れを
多様化しているとのこと。元滝の前に立つとマイナスイオンが
シャワーになって降り注いでくる



元滝の上流の伏流水 
苔生した岩穴から湧き出す流れは、何とも言われぬ美しさがある。
岩も木の根も全て分厚い苔に覆われ、太古の息吹が感じられる



獅子ケ鼻湿原
鳥海山の秋田県側山麓、中島台(象潟町)にある国指定天然記念物。広い駐車場でバスから降り、数分歩くと湿原の入り口になる。ぶなの林をしばらく歩くと道が二手に分かれる。一つは「あがりこ大王」へ、もう一つは「鳥海マリモの群生地」へ通じている。先にあがりこ大王に行った。そこに行くまでに、不思議な形をしたブナの木にあった。人の顔、猿、馬などの顔のように見える木のこぶ。こうした奇形ブナの原因は豪雪、噴火、炭焼きの伐採などの説があるが、炭焼き説が有力。目的地、あがりこ大王は幹周り726m、奇形ブナとしては日本一の太さで、獅子ケ鼻湿原のあちらこちらで見られる奇形ブナの王。あがりこと言うのは幹が上がった所で子に分かれている形から名づけられたと言う。


駐車場から湿原に向かうところ。
最初の林を過ぎると山ユリに似たオオウバユリの群生があった。



湿原入り口からは遊歩道からの見学となる。遊歩道周囲の樹木



伏流水の清流



奇形なブナ 最後は倒れて苔むし、土に変えるのでしょうか。



何とも愛嬌のある奇形なブナこぶ



炭焼跡    熊にかじられた幹



あがりこ大王



出つぼ     森のあちこちで見かける炭焼跡


あがりこ大王から再び別れ道に戻って、鳥海マリモの群生地へ向かった。
獅子ケ鼻湿原の森には「出つぼ」と呼ばれる湧き池と11カ所から湧き出た伏流水が流れているので、この湿原には、世界的に貴重なコケが広範囲、かつ大量に群生していて、流水の中でボール状に発達した鳥海マリモを見ることができる。


清流の中に緑に見えるのが苔



鳥海マリモ



こんな急流の中でも苔が生えている



鳥海マリモの説明



素晴らしい自然作品ですね。 熊の子に見えませんか



木の空洞に他の木が生え成長して行く過程が見られました。








月山 弥陀ヶ原湿原

2015-09-20 07:03:04 | Weblog

月山 弥陀ヶ原湿原
昔は一合目から歩いたと言うが今では月山八合目にある弥陀ヶ原湿原まではバスで行くことができます。なだらかな湿原をよく整備された木道で一周約60分の自然散策ができます。ガイドさん付きで一周して来ましたが、確かに楽に高山植物を鑑賞できる環境ですが、今年は温暖化の異常気象のためか花が咲き終わってしまっていたので花の楽園を楽しむことはできませんでした。それでもガイドさんが咲いている花を見つけると、これは○○これはxxと教えてくれましたが一つも記憶に残っていません。散策の終わりごろになってやっとニッコウキスゲ、ハクサンフウロと咲き終わった水芭蕉に出会いました。


木道を歩いて湿地帯を散策




木道沿いに咲いているのを見つけた花
本来ならニッコウキスゲの絨毯だったのに残念



タテヤマリンドウ?



イワウメ 小さいですが梅の花に似ている



ニッコウキスゲ



ハクサンフウロ(7月下旬~8月)


標高1400m付近に広がる弥陀ケ原は傾斜がなだらかな湿地帯。「いろは48沼」といわれるように、湿原の中には大小様々な沼が散らばっている。これらの沼は地塘と呼ばれている。池塘に稲のように立って見えるのはミヤマホタルイで、弥陀ケ原が別名『御田原』とも言われるのは、これらの地塘が田んぼのように見えるからだそうです。


なだらかな湿地帯に存在する地塘



田んぼのように見えますか



ミヤマホタルイ



ハス



ハスの花



地塘の説明板


夏の花が咲き終わり、秋の花がまだ準備中といった状態で、花園を楽しむことはできませんでしたが、木道から顔をあげて遠くを見れば緑色のなだらかな湿原が目に入って来ます。


木道からの湿原の風景1



風景2



風景3

木道の自然散策が終わった頃、月山本宮の鳥居があった。その前には月山の狛犬でしょうか?なでる犬があり、皆それぞれに自分の悪い個所をなでていました。


なで犬



月山本宮の鳥居










羽黒山

2015-09-06 09:36:33 | Weblog



二日目は古くから山伏修行の山として有名な羽黒山へ。出羽三山は月山、羽黒山、湯殿山の総称で、開山は1400年前。月山・湯殿山は遠く山頂や渓谷にあり、冬季の参拝や祭典を執行することが出来ないので、三山の年中恒例又臨時の祭典は全て羽黒山頂の合祭殿で行われるとのこと。


出羽三山神社入り口



随神門 随神門より内は出羽三山の神域。



末社 羽黒山天地金神社



天拝石



特別天然記念物 羽黒山のスギ並木



浸蝕谷に架かている朱塗りの美しい神橋



懸崖から落ちる須賀の滝



天然記念物 羽黒山の爺スギ 
樹齢1000年以上と言われており、山内随一の巨木



杉木立の間から見える五重塔



国宝五重塔 長い軒を持ち聳え立つ姿は優美。



石碑のそばに山百合が・・



宿坊



沢山の末社



三神合祭殿



狛犬



 三神合祭殿社殿 
社殿は合祭殿造りと称すべき羽黒派古修験道独自のもの。



三神合祭殿の内部



鏡池
 


鐘楼と大鐘