元滝伏流水
駐車場から700m約10分のところにある元滝伏流水は鳥海山に浸み込んだ水が長い歳月をかけて、幅約30mの岩肌一帯から湧き出ている。元滝の景観は素晴らしいですが、そこに行くまでの散策路も良く整備されていて歩きやすく、散策路沿いに流れる清流を見ながら歩くのは気持ちがよい。一年中枯れることがない湧水が豊かな苔を育て、その苔の緑が美しい水を一層ひきたててくれる。
散策路沿いの清流
幾筋にもなって流れ落ちる伏流水
落下した水は苔むした岩に砕けて、美しい飛沫の軌跡を描いている
元滝
元滝の左上に大きな岩磐があります。これが元滝の流れを
多様化しているとのこと。元滝の前に立つとマイナスイオンが
シャワーになって降り注いでくる
元滝の上流の伏流水
苔生した岩穴から湧き出す流れは、何とも言われぬ美しさがある。
岩も木の根も全て分厚い苔に覆われ、太古の息吹が感じられる
獅子ケ鼻湿原
鳥海山の秋田県側山麓、中島台(象潟町)にある国指定天然記念物。広い駐車場でバスから降り、数分歩くと湿原の入り口になる。ぶなの林をしばらく歩くと道が二手に分かれる。一つは「あがりこ大王」へ、もう一つは「鳥海マリモの群生地」へ通じている。先にあがりこ大王に行った。そこに行くまでに、不思議な形をしたブナの木にあった。人の顔、猿、馬などの顔のように見える木のこぶ。こうした奇形ブナの原因は豪雪、噴火、炭焼きの伐採などの説があるが、炭焼き説が有力。目的地、あがりこ大王は幹周り726m、奇形ブナとしては日本一の太さで、獅子ケ鼻湿原のあちらこちらで見られる奇形ブナの王。あがりこと言うのは幹が上がった所で子に分かれている形から名づけられたと言う。
駐車場から湿原に向かうところ。
最初の林を過ぎると山ユリに似たオオウバユリの群生があった。
湿原入り口からは遊歩道からの見学となる。遊歩道周囲の樹木
伏流水の清流
奇形なブナ 最後は倒れて苔むし、土に変えるのでしょうか。
何とも愛嬌のある奇形なブナこぶ
炭焼跡 熊にかじられた幹
あがりこ大王
出つぼ 森のあちこちで見かける炭焼跡
あがりこ大王から再び別れ道に戻って、鳥海マリモの群生地へ向かった。
獅子ケ鼻湿原の森には「出つぼ」と呼ばれる湧き池と11カ所から湧き出た伏流水が流れているので、この湿原には、世界的に貴重なコケが広範囲、かつ大量に群生していて、流水の中でボール状に発達した鳥海マリモを見ることができる。
清流の中に緑に見えるのが苔
鳥海マリモ
こんな急流の中でも苔が生えている
鳥海マリモの説明
素晴らしい自然作品ですね。 熊の子に見えませんか
木の空洞に他の木が生え成長して行く過程が見られました。