上海市
エネルギーに満ちたコスモポリタンシティ。アジア大陸最長の大河、長江が東シナ海に注ぎ込もうとする直前のデルタ地帯で、解放後の発展目覚ましく、北京天津と共に、中央直轄地のひとつとなっている。また中国海外貿易の最重要港を擁し、あらゆる種類の工業が発達した中国最大の商工業都市、文化都市となった。かつては上海は一漁港で、日本やその他のアジア国々の船が出入りをしていたが、都市としての繁栄は蘇州に後れをとっていた(今はその反対)。しかし、アヘン戦争の敗北を機かけに、様相を一変した。列強の中国侵略の拠点となり、中国の一部でありながら、中国の主権の及ばない租界が、市内のあちらこちらにおかれた。100余年に及ぶ半植民地時代、それが中国にありながら、何処か中国そのものでない、現代の上海を生んだのだという。1949年の解放で租界は無くなり、外国人は追放され、上海は中国人の都市として生まれ変わったが、自分たちを卑しめた外国人が残して行った文化を無下に破壊しないで、それを大切に保護し、この類まれなエキゾチック空間を上海の誇りとしているようである。
上海体育館(左上)上海万博会場(右下)
田子坊 見所ぎっしりの散策スポット。
路地裏の雰囲気でアート、ショッピング、グルメが楽しめる
この細い道の両側に色々のお店がある
道端で似顔絵を描く人も見かけた
外灘から黄浦江を挟んで見える浦東の建物
森ビル〈上海環球金融センター〉(左下) 東方明珠塔〈テレビ塔〉(右下)
写真の奥の方に見える建物がかつての租界時代に建てられた建築群
黄浦江クルーズで撮影した夜景の一部 森ビル(右上)と東方明珠塔(右下)
森ビル(上海ヒルズ 上海環球金融センター)
日本の森ビルが手掛けた101階建ての超高層ビル。08年春に完成,高さ492メートルで東方明珠塔を抜いて中国の№1となった。商業施設やオフィス、ホテル、展望台などを備えており、日本の主要な金融機関も相当数入っている。
森ビル 背が高すぎて近くからは全身は写せません
エレベーターで423mの94階の展望台まで行く(展望台は94、97,100階にある)
展望台(スカイアリーナ94)の内部 中国の観光客で賑わっていました。
展望台からの風景
美しい黄浦江のパノラマが見えるはずですが、
生憎、靄っていたのとガラス越しと言うことで
遠くの景色がはっきりしないのが残念。
上海博物館
北京の故宮博物館と並び称される代表的な博物館。新石器時代から現代にいたる貴重な文物が10万点以上も所蔵されている。特に青銅器や陶磁器のコレクションが有名で、新時代の兵馬桶や唐三彩などは必見の展示物と言われているが、私たちの滞在時間は極めて短く、とても見られなかった。書を見たいと云うので、3階の書画室と歴代印象館、歴代書籍館を見て回るのが精一杯だった。
上海博物館
展示されていた印の一部
古代磁器
集合場所に戻る途中で2階の古代磁器館を大急ぎでのぞき撮影しました
3階の吹き抜けから1階を撮影