この旅のもう一つの目玉は世界遺産マウントクック国立公園だ。標高3754mのマウントクックはサザン・アルプスの主峰で、万年雪を頂く雄大な山だ。周辺には3000mを越す山々が連なり、360もの氷河がある。マオリ語でアオラキ(雲を突き抜ける山)と呼ばれている。一億五千年前までは海底にあったといわれ、造山活動や氷河の侵食などによって現在のような迫力ある景観が出来上がったのだと言う。天気が良ければ、天を突き抜けるピークの威容に感動するだろうとのことだったが、良天にも関わらず、運悪く雲が山頂に掛ってしまって、どうしてもマウントクックが全景を見せてくれなかった。ハーミテージホテルの裏山の展望台まで歩いて行き雲の晴れ間をしばらく待ったが、遂にマウンテンクックの雄大な姿を写真に収めることができなかった。時間制限もあるので下山して、前庭に戻り、どこか良く見える所はないかと散策しながら探したが、結局、雲が次から次へと流れてきて、山が全景を見せることはなかった。できることなら、此処に一泊してゆっくり山と対面し、ハイキングコースを楽しみたかった。
ハーミテージホテル
ハーミテージホテルの案内板
ホテルの裏山に待機していてやっと雲間に山頂が見えたので・・・
ハイキングコースから機会を狙ったのですが雲が邪魔です
帰途バスの中から雲の上に頭を出しているマウントクック見つけて撮影 左上