グラニーのブログ

旅の思い出

東北 五能線の旅・奥入瀬

2013-07-28 07:27:04 | Weblog

列車に乗る時間が近づいてきたので円覚寺から深浦駅にバスで向かい、JR五能線「リゾートしらかみ」号(海沿いを走るクルージングトレイン)に乗車。深浦駅から鯵ヶ崎駅までは海岸に沿って走るので車内アナウンスの案内で日本海の景色に目を向け、鯵ヶ崎駅から五所河原まで津軽三味線の生演奏を楽しんだ。昼食をすますと、バスは十和田湖に向かったが、雨で視界が利かないのでガイドさんの話に耳を傾けているだけで美しい十和田の景色は見ることができなかった。それでも奥入瀬に向かう頃には、雨も小降りになり、バスの両側に幾つかの滝を見ることができた。石ケ戸の瀬では、清流沿いに5、6分の短い散策もしましたが、雨上がりで道の状態が悪く足元に気を使わなければならないので、楽しみも半減した。七戸十和田駅から東北新幹線「はやぶさ」で東京駅に、東海道新幹線に乗り換えて帰宅。


深浦駅



深浦駅構内 
ハイブリッドシステムのリゾートしらかみ青池が入ってきます。



しらかみ青池の車内



車窓から見える日本海の風景



かぶと岩 
千畳敷海岸にある大きな岩、西洋の兜に似ていることからこの名がついているとか




千畳敷 
津軽の殿さまが千枚の畳を敷いて大宴会を開いたと云い伝えられている。
大町桂月文学碑(中央)太宰修文学碑(左)



津軽三味線生演奏



下車した五所河原駅



雨の十和田湖




石ヶ戸  
石ヶ戸とは石の小屋を意味し、大きな岩の平板が一本の巨木によって支えられている。
昔、鬼神のお松という美女の盗賊が住みかにしていて、旅人から金品を奪ったという伝説がある。




石ヶ戸の瀬を数分の散策



七戸十和田駅構内 東北新幹線「はやぶさ」号










東北 黄金崎不老ふ死温泉・春光山円覚寺

2013-07-21 07:22:57 | Weblog

二日目の宿は白神山地の麓にあり、大自然の景観を楽しみながら入浴できる温泉「不老ふ死温泉」だった。この温泉の売りは何と言っても日本海の落陽を眺めながらの入浴だが、生憎の天候で残念でした。

不老ふ死温泉
日本海側の深浦町の艫作崎(へなしさき)海岸、日本海に面した黄金崎の突端にある。ここは昔から温泉が湧き、地元の人たちは岩場を浴槽のように掘って風呂代わりにしていたと言われている。1971年にここで養生すれば、老いたり弱ったりしないということで「不老ふ死」と命名されたとのこと。


不老ふ死温泉



大浴場(上左)展望風呂(上右)
展望風呂や大浴場から見えないように囲いされている露天風呂(下)



海岸にある露天風呂 
混浴 こちらの方が景色が良い(左) 女性専用(右)



数分雲の切れ間から顔を出した夕陽 落陽は厚い雲のため見れませんでした。



春光山円覚寺

三日目は、深浦駅から五能線に乗ることになっていたが、時間があるからと深浦町にある聖徳太子が彫りこんだという十一面観音像が安置されている円覚寺を訪れた。雨が降っていたので、傘をさしたお寺さんの人がバスから降りる私達を出迎えてくれた。よく声の通るご婦人で、山門、本堂、寺宝館、薬師堂に案内してくださった。本尊の十一面観音像は33年ごとの御開帳なので次回は平成30年とかで残念でしたが厨子の扉は閉まったままで御対面はできませんでした。資料館では、国の重要有形民俗文化財になっている円覚寺奉納海上信仰資料の船絵馬・髷額、県重宝の鰐口、懸け仏 六体、正和年中の経文、朝鮮・中国からの伝来青磁茶碗、高田屋嘉兵衛の遺物と弟の金兵衛からの祈願依頼状、毛髪刺繍三十三観音と毛髪刺繍八相釈尊涅槃図、細字梵字五輪宝塔、両界曼荼羅を説明を聞きながら見学、拡大鏡で毛髪の縫い目や細かいサンスクリと文字を見て、その根気よさ、素晴らしさに驚嘆した。残念ながら、写真の撮影は禁止なので写真はありません。機会があれば是非訪れて自分の目でご覧になって下さい。圧巻ですよ!


円覚寺に向かう途中に通った日本海の風景(上) 深浦港の風景(下)



円覚寺山門



山門前に立っていた石柱 ・ 山門の仁王様



「竜灯杉」と呼ばれる日本海を航行する船の目印になった古木
 
江戸時代北前船の男たちがこの沖で暴風に遭遇して時、髷を切って一心に祈るとこの杉の梢から一条の光が放たれたとか。九死に一生を得てたどり着いた船乗り達は常日頃から信じていた澗口(まぐち)観音円覚寺にその髷を納めた。(髷額)


県重宝・宝篋印塔(江戸時代初期・笏谷石製)




円覚寺 観音堂(本堂)



観音堂内部 厨子は開かれていません。


寺宝資料館で船絵馬・髷額、鰐口、懸け仏 六体、毛髪刺繍三十三観音と毛髪刺繍八相釈尊涅槃図、細字梵字五輪宝塔、両界曼荼羅などの寺宝を見学して、観音堂の外に出ると薬師堂がある。この建物の中に薬師堂内厨子(重要文化財)があり、それは室町初期の建造物で、屋根は唐様式の入母屋造の板葺で、禅宗様で造られており、青森県内で最古のものだそうです。内殿には木仏薬師如来と十二神将像が安置されている。


薬師如来像が安置されている薬師堂



薬師堂の裏手にある円覚寺のイチョウ(町の巨樹・古木)



不動明王



叩くと「金」の音がすると言われている鐘石








東北 秋田内陸線・十二湖(青池)

2013-07-14 08:41:11 | Weblog

南玉川温泉を後に、小雨降る中をバスで比立内駅に。ここから秋田内陸縦断鉄道に乗車し、車内案内に耳を傾け、沿線スイーツのプレゼントに歓声を上げ、米内沢駅で下車。バスで森吉あゆの里温泉に行き、“あゆっこ”であゆづくしの昼食をとり、白神山地12湖に向かった。


比立内駅内



秋田内陸線に乗車した比立内駅構内



秋田内陸線内部 案内やスイーツを配ってくれたアテンダント
右下は車内販売のアテンダント



沿線で見かけた田んぼアート 5種類のお米で描かれているとか



米内駅で降り昼食をとった“あゆっこ” 
有名人のサインが沢山掲示されていましたがそのほんの一部


十二湖
青森県側の白神山地西部にあるブナ林に囲まれた33の湖沼群。江戸時代に発生した大地震による山崩れでできたと言われている。その時、33の湖沼ができたが崩山から眺めると、12の湖沼が見えたので十二湖と呼ばれるようになったということです。その中でも青いインクを流したような色をした青池が特に有名。


白神山地の十二湖に向かう途中でトイレ休憩で立ち寄った道の駅で見かけた
五能線の普通列車



十二湖に向かう途中の日本海の景色 車窓から



十二湖誕生のきっかけとなった崩れ山 
アメリカのグランドキャニオンに似ていることから日本キャニオンと名づけられている。



十二湖ゾーンに到着 八景の池、二つ目の池、王池の案内板を横目に青池に向かう。


森の物産館キョロロの駐車場でバスから降り、ガイドさんの案内で左手に鶏頭場の池を見ながら青池に向かった。しばらくすると三叉路があり、左に行けば青池、右に行けばブナ自然林。左の道を鶏頭池に沿って行くと階段があり、その突き当りが青池だった。天気が良くなかったので青池の青いインキを流したような青い色を堪能することはできなかったが、確かに他の池(鶏頭場の池)の湖面の色と違って吸い込まれるようなコバルトブルーだった。小さい池だがお天気が良くて、陽が差し込めば、どんなに素晴らしかったでしょう。


キョロロの駐車場でバスを降り青池に向かうところ



鶏頭場の池  ・  青池への階段




コバルトブルーの青池


青池から更に別の階段を上っていくと、ブナの自然林にでた。


時間が来るまで、ブナ自然林を散策、森林浴を楽しんだ。





東北 南玉川温泉

2013-07-06 09:02:36 | Weblog

6月中旬、梅雨期の最中に秋田県の南玉川温泉と黄金崎不老ふ死温泉に行ってきました。東海道新幹線で東京駅へ、東京駅から秋田新幹線スーパーこまち号で田沢湖駅に。ここからは迎えのバスで南玉川温泉へ。この宿は玉川ダムに沈んでいる宝仙台分校を再現しているとかで、中学校棟と小学校棟とがあり、私達は中学校棟に宿泊することになりました。部屋は露天風呂付きで常時温泉が垂れ流しになっていました。小雨が降っていたので、散策はしませんでしたが、宿のテラスからは円錐形をした男神山が見え、その向こうには、女神山もあるとのことでした。


秋田新幹線スーパーこまち



車窓からの風景 整然と植えられている稲田が広がっている



玉川ダム(宝仙湖) こんもりと茂っている森の所に“はなやの森”がある



夕食



秋田杉がふんだんに使用されていた宿の館内の一部



珍しいみかん色の温泉 上は大浴場と洗い場、下は露天風呂と眺望



部屋についていた露天風呂と前庭



湖底に沈んだ宝仙台分校の全景



男神山を背景に‘はなやの森‘