グラニーのブログ

旅の思い出

ポンペイ

2008-01-27 07:52:17 | Weblog

悲劇の町ポンペイは、79年8月24日、ベスビオ火山の大噴火によって、火山礫と火山灰の下に埋もれた。人口約2万人を数えた古代都市が壊滅、約2000人が犠牲になった。火山灰のした深くに埋没していたポンペイの発掘は1748年から始まったが、現在町の5分の3が地上に再現され、今なお3分の2が地下に埋まっている。出土品の中には貴重な美術品や遺跡が数多く、当時の発達した文化に驚かされる。見所はまず発達した古代都市の形体だ。広場と主要道路を軸にして西方に広がる町並みは、現在の都市と何らかわらない。しかも、道路は完全舗装されている。スポーツジムや共同浴場、水道と下水道、劇場、レストラン、居酒屋と売春宿など日常生活の基本的な部分は、現代とほとんど変わていない。馬車のわだちが残る石畳の道をガイドさんの説明を聞きながら歩いていくと、現在の猛犬に注意に相当するモザイク画が玄関先の床に描かれた家があったりして面白い。時間をかけてゆっくりと遺跡を巡りたいものだ。(今回は日程の関係でゆっくり時間が取れなかった) 【写真 ベスビオ山】 

   
ベスビオ山に背を向けるように立つジュピター神殿
   
カウンターにワインを入れる壷が組み込まれた居酒屋テルモポリオ
   
公衆浴場内の壁画
   
火山灰に埋もれて、並外れて良好に保存された状態で発見されたポンペイ人 男性

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