アイルランド紀行 ヒースの丘

キルケニーからグレンダーロッホに行く途中、ヒースの丘に立ち寄った。ヒースの丘と言えば、何時もスコットランドを思い浮かべっていた私は、アイルランドにもヒースの丘があるのを知ってちょっと驚いた。でも、考えてみれば、ヒースは英国や北欧の荒野に茂るツツジ科の常緑低木なのだから、アイルランドにあっても驚くことは無い。正確には、へザー（heather）で、スコットランドの山地に多いヒースの一種。ダブリンから車でわずか1時間あまりのところにウィックロー山脈があり、そこは、今でも残っている大自然の地帯である。8月下旬～9月上旬には、ヒースの花で、大地が紫色に染まると言われている。わたしたちが、訪れたのは8月上旬だったので、開花している花は少なく、それ程ではなかったが、ヒースの花で紫色に染まる大地を想像することはできた。
【写真　遠くに見えているのがウィックロー山脈】

　　　
丘の上に登って撮ったヒースの丘、遠くの丘が薄紫色になっているのが見えますか。此れが８月下旬にはもっと濃い紫になるのです

　　　
小さな釣鐘状の花をつけたヒース