髄膜炎でのた打ち回っている時に、ある映画を観て感じた事があった。
胡蝶蘭の上手な育て方は、「水を余りあげない」との事。
水をたくさんやれば、根がいつでも水を吸えるので根が育たない
水を少なくすれば、水を探しに根は伸び出し、根が育つと言う。
根が育たなければ、綺麗な胡蝶蘭の花は直ぐに枯れる・・・
花屋さんで無いので本当かどうか判らないが、何となく判る気もした。
人間、甘い甘いで何不自由なく育てるのが、良い事では無い。
楽しい事、辛い事、色々と経験して育たなければ将来の糧にはならない。
正直、人間は生きていく中で色々な理不尽さと戦わなければ行けない。
皆様もご経験あると思うが、社会は理不尽はある。
しかし、それを不満に思ってばかりいても仕方無い。
野球とて同様だ。
理不尽な事はたくさんある・・・高校野球などに行けば
更に理不尽さが待っている。
中学硬式野球は、高校野球への第一歩目だ。
その中でも、理不尽な事はあるだろう・・・が
それを耐え抜く精神力と強さを
身に着けなければ心が成長しない。
身に着けなければ心が成長しない。
「理不尽な事を我慢するのは成長の妨げ」と言う言葉も耳にするが
おっさんは違うと思う。
野球を通じてどんな逆境にも耐え抜く忍耐力を養しなって欲しい。
「ライオンが子供を崖から落とす」と言う話は聞いた事があるでしょう?
親は、我が子が可愛くて当たり前・・・
おっさんとて同じです。
口も利いてくれない鬼娘たちでも可愛くて可愛くて仕方ありません。
可愛ければ可愛いだけ、子供を強く育てて欲しい
で無ければこんな生活は送れないよ・・・
思い出すな~長男が敦賀気比に入寮して、初めて顔を見た
春季高校野球福井県大会・・・余りのやつれ方に驚き、
大会が終り、初めて外食に連れて行けた日の事を
帰り道は涙しかなかったな~
全てでは無いと思うが、親は子供の野球の応援に行き
我が子にスポットライトを当ててしまう。
当然だ・・・
子供が三振してうな垂れてベンチに戻る姿
子供がエラーして下を向いている姿
レギュラーから外されてベンチで暗い顔をしている姿
ベンチに入れずスタンドにいる姿・・・等など
それを観て親は子供の心境を思い心が辛くなってしまう。
しかし、親も同様で強くなっていかなければ子供の成長には
繋がらないと思います。
そんな時に、一緒に心分かち合い一緒に素振りに付き合ってやる
一緒に走ってやる・・・そんな事も大事かも知れませんね。
偉そうでごめんなさい!(自分は出来なかったくせに・・・)
さて、明日から3年生にとっては最後の公式戦、中日本秋季大会が開催だ。
相手は、間違いなく強いチーム。
でも、勝てない相手でも無い!全員で戦い抜け!
最後の最後まで声を枯らして・・・最後の最後まで諦めず
やり抜いて来い!吉報を待つぞ!
そして、良く「悔いを残さず」と言うが悔いを残しても構わない。
しかし、悔いがあった時はそれを忘れず、高校野球の舞台で
やり返せればそれでいい・・・頑張って来い!
おっさんより!