黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

スポーツの効用って何だろう?

2010-02-12 06:00:00 | アルビ
サポーターカンファレンス2010

2月11日(木・祝)午後2時
東北電力ビッグスワンスタジアム


議事録がHPに公開されるようなので早く見たいです。
地方クラブの状況は厳しいので、なかなか明るい話題にはなりにくいとは思われますが。
地方というより日本の中で興行としてのサッカーの位置付けが著しく低下してきているような気がします。
Jリーグ発足からこういう意識というか客感情になっているのは始めてかもしれないですね。(ジャンルは違いますが、一時の映画界のような感じがします。)
アルビは生き残りを掛けた正念場でしょう。幸いなことにアルビはクラブとしてやっていないことがたくさんあるので、この先に取るべき手段や工夫はまだまだあります。
あまり目の前のことばかりに囚われるのはこういう時は逆に危険で、少し遠めのことに目標立てして会社もサポーターも同じ気持ちで共に向かうという形がいいのではないでしょうか。
集客だけ、チケット販売だけを考えれば、効果的な手段はありますよ。当然投資は必要ですが。
それにしても交通機関のトラブルにより田村社長不在のサポカンはクラブの意思が伝わりにくかったでしょうね。




ヨーロッパの絵画を観ていると思うのですが、芸術は無駄の結晶だと思うのです。
そして、その無駄にパトロンは金を出して。そして芸術は育っていったのだと思います。
現代、お金を持った貴族階級の人がいる国は少ないですから、一個人のみのパトロンというのは難しいでしょう。
少ないお金を出し合って民衆がパトロンにならないと芸術は育たないと思います。
だから国の税金が芸術活動に使われることを国民は良しとしているわけですよね。
おそらく現代におけるスポーツも芸術と同様の要素があって、ファンやサポーターがパトロンになることでその地域のスポーツが発達していくのだと思います。
スケートとかスキーとかは特にお金が掛かる関係もあって、パトロンになってくれる人がいる地域ではないと競技自体が成立しません。
サッカーも同じだと思うのです。新潟でアルビに限らず多くのサッカークラブを支えていくパトロンとなり得る民衆がどれだけ今いるかどうか。
民衆がお金を出して育てていかなければ、地域のサッカーという芸術の花なんか開かないと思います。
クラブとしてのターゲットがわかっている以上、取るべき手段はまだまだあります。
発想力の欠如からなる安易な縮小は負のスパイラルを生んで益々抜け出せなくなるので一番危険です。
サッカー自体が「衣食住」に関わらない無駄なことなのですから、安易に「無駄だから切る」という発想にはならない方が良いです。
(まあ、世の中の民間企業なんてその無駄の価値を上げることで成立しているようなものなんですけど。)
そのパトロンは古今東西、誰しもが新しいもの好きです。
今あるものに付加価値をどう生み出していくか、そういう議論が無い、あるいは打ち出せないのがチケット収入源の大きな原因ではないでしょうか。



さて、世の中の話題は冬のオリンピックです。
スポーツが普通の人に与える効能を考えるには良いチャンスかもしれませんね。
マスコミは選手個人のドラマを仕立て上げますが、競技結果は演出できません。
事業仕分けではスポーツの効能は優先順位が低くなりがちですが、いわゆる「明るい話題」は不要なものかどうか検証できますね。
サッカークラブと一般の人の関係もそういう「明るい話題」を自分自身がどう捉えるかどうかの問題なのではないかと思います。



南アフリカW杯も「明るい話題」となって、サッカーから発信される話題を多くの人が自分のことのように身近に感じられるようになれると良いですね。
博報堂や電通はどういう戦略でこの先を切り抜けるつもりなんでしょう。そっちの方もちょっと聞いてみたいです。

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