黄紙に注意! 鳶ブログ

サッカーに魅せられて全国行脚。
奥山監督率いるアルビレックス新潟レディースを応援しています。

世界ランキング1位に大健闘の準決勝

2008-08-19 00:03:47 | 女子サッカー
日本 2-4 アメリカ

前半に先制して前半40分までは優位に立ったのは大方の予想を裏切ったでしょう。

結局、個々の自力に勝るアメリカのサイド攻撃で4失点して負けてはしまったけど、ある程度の攻めの形はできたので次に繋がる試合だったと思います。

1失点目は阪口がボールウォッチャーに、2失点目は近賀と安藤の守備が破られと予選リーグから修正できなかった部分での失点。

この試合は特に宮間の守備が悪かったと思います。

3失点目と4失点目は普段の宮間なら防げたはずです。

宮間に代わる選手がいないのが、現在の日本女子代表の弱点でしょうかね。

現日本代表の体格・経験・環境だと今持っている力を出し切ったように思えます。
今の代表にアメリカに勝てというのは、陸上の100mで日本人にメダル取れって言っているのと同じくらいの差があるでしょう。

体格面は次世代、あるいは次々世代になれば改善されるでしょうが。

やはり五輪前にヨーロッパ勢との試合が不足していたと確信した試合でもありました。

もし代表でヨーロッパ勢との対戦ができないのであるならば、クラブ単位でもいいから世界を感じていないと、こういう試合は勝てないと思いました。

はっきり言って準備段階の工夫が足りなかったのではないでしょうか。

アジア対策に手を掛け過ぎたのではないでしょうか。



ちなみにもう1試合の準決勝は

ドイツ 1-4 ブラジル

事実上の決勝戦だったのではないでしょうか。

ブラジルは攻められると弱みを見せるのですが、乗るとラテン系はノリノリになってしまって手がつけられない状態になりますね。

組織力は機能していないように見えるのですが、個人技がずば抜けているブラジル。

4失点はしてしまったものの組織的な守備はかなり仕込まれているという印象のドイツ。

国内リーグが事実上存在しないブラジルと国内リーグが充実しているドイツの違いでしょう。

五輪終わったらブラジルの選手はどうするんでしょう。
それとそのブラジルによくアルゼンチンは勝って地区予選で1位になりましたね。

ドイツとブラジルの試合と日本とアメリカの試合は得点経過がほとんど同じで、ドイツも日本も先制しながら逆転で4失点してしまったのですが、日本は最後に1点返しました。

日本人の勤勉性を感じました。たぶん3失点したところで、次の試合の為に休養してしまう国が多い中で、そんな状況になっても諦めないで走る日本人。

会場であるいはテレビ・ラジオでこの試合の様子を知った人々はどう感じたんでしょうか。



金と銀のメダルを逃した試合は大敗でしたが、やはり非難されるか、五輪を逃した後みたいになってしまうのでしょうか?
ちょっと不安です。



メダルが取れるかどうかのところまで来たのですが、高体連は未だ女子サッカーを競技スポーツに認めませんし、文部科学省も体育の授業としては認定されません。
そんなレクレーションスポーツ扱いの女子サッカーがNHKで3位決定戦まで生中継されるなんて、少しは世の中の人の認識は変わってきたのでしょうか?




次は白のユニフォームで戦いたいです、何となく。

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