Moments musicaux

ピアニスト・指揮者、内藤 晃の最新情報です。日々、楽興の時(Moments musicaux)を生きてます。

4月30日(月・祝)作曲家たちの最期の日々/調布しらべの蔵(共演:竹内久力Cl、川口聖加Sop)

2018年04月30日 | コンサート
 

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調布しらべの蔵でのレクチャーコンサートシリーズ、第5回は、クラリネット竹内久力さん、ソプラノ川口聖加さんをゲストにお迎えし、作曲家たちの最晩年の澄み切った境地を味わいます。ブラームスのクラリネットソナタ、シューベルトの岩の上の羊飼い(クラリネットの対旋律の入った異色の歌曲)、モーツァルトのクラリネット協奏曲ーー奇しくもみな最晩年にクラリネットを用いた作品を書いています。クラリネットの純白の音色が、死期の近い作曲家たちを捉えるのでしょうか。竹内さん、川口さんは、いずれも大変リリカルな持ち味の音楽家で、素敵なアンサンブルになるのではと楽しみにしております。

会場のお申し込みフォームからご予約ください。

竹内久力さんとの演奏
Paul Reade: The Victorian Kitchen Garden Suite


4月22日(日)ピアノ芸術研究会/代官山教会

2018年04月22日 | コンサート
作曲家の雁部一浩さんの呼びかけで発足する「ピアノ芸術研究会」に立ち上げメンバーとして携わることになりました。
お披露目の会がございますので、関心のある方に広く立ち会っていただきたく思います。



このたび発足することとなった、ピアノ芸術研究会の集いを御案内します。

ご存知のように、西洋音楽の歴史の中で、ピアノ音楽は楽器の改良と共に成熟し、19世紀から20世紀の初頭にかけて、ブゾーニ、ローゼンタール、パハマン、フリードマン、ラフマニノフ、ホフマン、ペトリ、コルトーといった往年の巨匠たちによって、芸術性の頂点を極めました。

しかし、20世紀になって会場の巨大化、視覚メディアの発達、コンクールによる競争、商業主義、マスメディアの流れの中で芸術性が見失われ、アスリート的なピアニストが氾濫し、表面的な華やかさや話題性ばかりが注目され利用されるようになった気がします。

そのような中で改めてピアノ演奏の芸術性を問い、「往年の巨匠たちが体現し、次世代に伝えんとしていた真の芸術としてのピアノ奏法、響きの在り方の追求、復活、伝承を求める」という趣旨で活動するピアノ芸術研究会の第1回目の集いが、代官山教会チャーチホールで行うことになりました。

ここに御案内を申し上げる次第です。

雁部一浩(作曲家・ピアニスト)

お問い合わせは officekumo@gmail.com (内藤) まで。

4月15日(日)作曲家たちの最期の日々/金沢ヤギヤ

2018年04月15日 | コンサート
 

内藤 晃の音楽探訪 Vol.1 作曲家たちの最期の日々

4月15日(日)ヤギヤ


人生の黄昏を彩る、クラリネットの淡い調べ。シューベルトはクラリネットの助奏つき歌曲を最後に残し、晩年のブラームスはクラリネット奏者ミュールフェルトとの出会いで創作意欲を取り戻しました。日曜の午后、素敵な仲間とともに、作曲家たちの最晩年の作品をじっくり味わいます。

 ブルッフ:クラリネット・ヴィオラ・ピアノのための8つの小品 Op.83より(抜粋)
 シューマン:暁の歌 Op.133
 ブラームス:クラリネットソナタ第2番 変ホ長調 Op.120-2
 シューベルト:岩の上の羊飼い D965

 内藤晃(ピアノ)、竹内久力(クラリネット)、亀本侑志(ヴィオラ)、松本佐智子(ソプラノ) 
 入場料 2,500円
 懇親会(希望者のみ) 2,000円