Moments musicaux

ピアニスト・指揮者、内藤 晃の最新情報です。日々、楽興の時(Moments musicaux)を生きてます。

9月29日(土)内藤 晃 言葉のない歌曲/調布しらべの蔵(CD発売記念)

2018年09月29日 | コンサート


調布しらべの蔵

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ピアノソロの新譜「言葉のない歌曲」を(株)コンフォートより9月に発売いたします
公演に寄せて

僕は歌曲伴奏をこよなく愛しています。川の流れ、ナイチンゲールの鳴き声、星の瞬き…。詩に寄り添ってピアノで情景描写をするのは、映画監督や演出家にも通じる面白さがあります。歌曲を準備する時、自分で弾き語りもしてみますし、スコアリーディングのように歌のパートを足して弾いてみたりもしますが、これが案外素敵で、あえてピアノで歌曲ばかりをやってみよう、という構想が生まれました。そもそも、音楽自体、言葉のようなものですが、言葉の力を借りずして歌曲を表現するのは、自分がピアノという楽器でどこまで語れるか、その試金石のような気がしたのです。
メンデルスゾーンはLieder ohne Worte(無言歌)という言葉のない歌曲をピアノで書いていますが、ここで想定されている歌詞について、彼はこんなことを言っています。「たとえ何らかの言葉を思い浮かべていたとしても、誰にも教えたくありません。言葉の意味するものが、人によって異なるからです。歌だけが誰に対しても同じことを意味し、同じ感情を呼び起こすことができるからです。」歌曲から言葉を取り去ると抽象的になるように思えますが、彼は、言葉の多義性を回避することで、逆に普遍性を獲得できると考えていたのでした。
ピアノによる「言葉のない歌曲」。皆さまとご一緒に味わえるのを楽しみにしております。同コンセプトで4月に掛川市で収録した新譜(ソロでは8年ぶり)も同時発売いたしますのでご期待ください。(内藤 晃)

9月22日(土)歌とピアノで覗く 名曲の向こう側(本田美香Sop)/ピアノホールF

2018年09月22日 | コンサート


愛知県高浜市のピアノホールFで歌とピアノによるレクチャーコンサートをさせていただきます。
月刊音楽現代で連載している「名曲の向こう側」とリンクした内容で、名曲の秘められたメッセージを、関連深い歌曲とともに面白く紐解いていきます。
ゲストはソプラノ本田美香さん
お問い合わせ:contact@pianohall-f.sakura.ne.jp 0566-53-5103(ピアノホールF)

また、チラシがまだできていませんが、9/23(日)14:00〜、名古屋のヨーロッパピアノ専門店バロックでも同内容の公演を予定しています。
お問い合わせ:052-485-8101(バロック)