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大津市フィガロホールでのコンサート、無事終了しました。ほぼ満席となり、沢山のお客さまに聴いていただけてとても幸せに思いました。主催の岩坂さまはじめスタッフの皆さまのあたたかいご協力に感謝します。
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ピアノは、約40年前の象牙鍵盤のハンブルクスタインウェイB型。華やかな現行モデルのスタインウェイと比べて、端正で落ち着いた音色をもつこの楽器は、このアットホームな空間にマッチしていたと思います。調律は、かつてこのピアノのオーバーホールに携わったという松本安生氏が専属で担当されましたが、ハンマーの硬さにばらつきが出るなどコンディションの悪い中で、4時間にわたって献身的に整音作業をしてくださいました。
アンコールは、「ピアノを習ってる子どもたちが沢山来てくれているので、彼らが喜びそうな曲を」という岩坂さんからのリクエストで、モーツァルトのピアノソナタ ハ長調 K.545の第1楽章を。最後は、バッハ=ヘス編「主よ、人の望みの喜びよ」で締めました。これは、ぼくの敬愛するディヌ・リパッティが十八番にし、生涯最後のリサイタルでもアンコールで弾いた美しいコラールです。
また関西の皆さまにお会いできる機会を楽しみにしています。
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