根津教会での「チェロとピアノの夕べ」、ぎっしり満席になりました。
演奏したブラームス「雨の歌」にもふさわしく、小雨日和。
教会にあるピアノは、ハンマー・弦の交換された形跡のある、50年ほど前のヤマハでしたが、とにかく音がどん詰まりでひどいコンディション。調律の横山ペテロさんが、このピアノから良い声を引き出すべく、あの手この手で開演ギリギリまで調整してくださいました。
現在のヤマハはスタインウェイと似た構造をとっていますが、この楽器の作られた頃は、ベヒシュタインを規範にしたピアノづくりをしており、良い調律・調整を施すと、クリアで純度の高い響きがします。終演後、「あれはどこのピアノですか?」「ピアノは運び込まれたんですか?」と聞かれたお客さまもおられました。
チェロの神谷 勝 氏は、弦楽器職人の方と、古い文献を基に独自の調整を施しているそうで、駒の木目やエンドピンの材質にもこだわりが徹底しています。ピアノ同様、チェロの調整も奥が深いです。この日には、チェロ協奏曲などでたまにしかお目にかかったことのない、チェロの演奏台を持参。
コンサートはとても好評でした。ある方が「チェロのストレートコーヒーにピアノの生クリームが徐々に混ざって、色々な種類のカフェオレになるような」と評してくださいましたが、タイプは違っても面白いデュオになっていたようでしたら嬉しいです。別々の個性が混ざり合うのも室内楽の面白さです。
沢山のご来場ありがとうございました。
追記
コンサートの収益の一部(3万円)を、東日本大震災義援金として日本赤十字社に振り込ませていただきました。被災地の復興を心より祈念しております。
演奏したブラームス「雨の歌」にもふさわしく、小雨日和。
教会にあるピアノは、ハンマー・弦の交換された形跡のある、50年ほど前のヤマハでしたが、とにかく音がどん詰まりでひどいコンディション。調律の横山ペテロさんが、このピアノから良い声を引き出すべく、あの手この手で開演ギリギリまで調整してくださいました。
現在のヤマハはスタインウェイと似た構造をとっていますが、この楽器の作られた頃は、ベヒシュタインを規範にしたピアノづくりをしており、良い調律・調整を施すと、クリアで純度の高い響きがします。終演後、「あれはどこのピアノですか?」「ピアノは運び込まれたんですか?」と聞かれたお客さまもおられました。
チェロの神谷 勝 氏は、弦楽器職人の方と、古い文献を基に独自の調整を施しているそうで、駒の木目やエンドピンの材質にもこだわりが徹底しています。ピアノ同様、チェロの調整も奥が深いです。この日には、チェロ協奏曲などでたまにしかお目にかかったことのない、チェロの演奏台を持参。
コンサートはとても好評でした。ある方が「チェロのストレートコーヒーにピアノの生クリームが徐々に混ざって、色々な種類のカフェオレになるような」と評してくださいましたが、タイプは違っても面白いデュオになっていたようでしたら嬉しいです。別々の個性が混ざり合うのも室内楽の面白さです。
沢山のご来場ありがとうございました。
追記
コンサートの収益の一部(3万円)を、東日本大震災義援金として日本赤十字社に振り込ませていただきました。被災地の復興を心より祈念しております。
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