てくてくテクテク

ウオーキングで出会った事

舅の好きだった「赤とんぼ」の歌

2016-08-06 00:41:25 | Weblog
昨日の読売新聞の編集手帳に次の様な記事が載っていました。

宗教学者の山折哲雄さんが山田洋次さんと会い「男はつらいよ」の話になり

「あの映画ではシリーズすべてに”夕焼け空”の場面をいれました」と。監督が語ったそうです。

そういえば♪奮闘努力の甲斐も無/今日も涙の/今日も涙の日が落ちる・・・。

おなじみの主題歌にも夕日が歌われていたと。

山折さんは童謡「赤とんぼ」に触れて書いている。<(戦争と言う苦難の時期をわれわれは

この夕焼けの歌を唇にのせることでみずからを慰め、未来に期待をつないできたような

気がしてならない>と。

人々を慰め、希望の灯をともす役割を、寅さんの夕焼けは受け継いだのかもしれないと。

渥美清さんが68歳で世を去って、今日で20年になるとのこと。

舅は戦争中は海軍さんでインド洋近くに行っていたとの事。

多くは語りませんでしたが、色んな思いが有ったのでしょう。

私が死んだ時は「赤とんぼ」の歌で送って欲しいと言っていた事を、この記事を読んで

思い出しました。

舅がどうして「赤とんぼ」の歌が好きだったのか、分かったような気がします。




舅は昭和52年にこの世を去りました。

生きていらっしゃる時に「赤とんぼ」の歌の事を聞いていれば良かったと、つくづく思いました。





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