山門をくぐるとそこは、光り輝く黄金の世界
お日様の光を浴び、黄色や赤の色に染まったモミジが、艶やかさを競い合っている。
まだ、色づきが遅れたモミジが焦り気味に、なんでみんな早熟なのと嘆いている。
黄から赤へ更に真紅へ染まって秋はここにある。
木の下に佇み空を見上げると、黄金が降ってくるような錯覚にとらわれる。
たくさんのレンズが、邪魔だよといっているようで
桃源郷の気分も、瞬く間に我に返る。
山門をくぐるとそこは、光り輝く黄金の世界
お日様の光を浴び、黄色や赤の色に染まったモミジが、艶やかさを競い合っている。
まだ、色づきが遅れたモミジが焦り気味に、なんでみんな早熟なのと嘆いている。
黄から赤へ更に真紅へ染まって秋はここにある。
木の下に佇み空を見上げると、黄金が降ってくるような錯覚にとらわれる。
たくさんのレンズが、邪魔だよといっているようで
桃源郷の気分も、瞬く間に我に返る。
佐賀県三養基郡基山町にある、大興善寺はつつじ寺として有名であるが
紅葉の名所としても多くの観光客が訪れる。
山門の楓は無料で鑑賞できるが、さらに奥に入るためには拝観料が必要となる。
早い時間だと、参道を奥まで上り詰めると駐車場がある。
止められる台数に限りがあるので
入口近くの大駐車場に止め、10分程ブラブラと参道を歩く必要がある。
この日も9時前には着き、昇ってまもない柔らかな
朝日を浴びて輝く、素晴らしい秋に出会った。
今週末には、契園も見ごろかまだ緑が多かった。
川を塞ぐようにふたつの岩が並ぶ、苔むしたその肌艶はなかなか存在感がある。
例年だとこの下流に水たまりができ、流れがかすかな渦をつくるのだが
しかし、今年は砂が堆砂して埋まっている。
流れ下る枯葉が、小さな窪みにつかまってくるくると回っている。
散り急ぐ枯葉が、冬の到来が近いことを知らせてくれる。
駐車場に戻り、料金を払いながら今年の渓谷の秋を尋ねた。
「今年は、ちょっと変だよ」と
おじさんは、沈んだ口調で話してくれた。
来年の新緑を、楽しみにしよう菊池渓谷
菊池渓谷のなかでは、広河原から上流の風景はお気に入りの風景である。
年月を重ねたと思われる木々が、幾重にも重なり新緑や紅葉の季節はひときわ美しい。
また、光芒の季節には木々の間から光が降り注ぐ
かろうじて木々が彩を見せてくれた。
「残念でした。新緑の時にでもまたおいでよ」といっているようだ。
広河原より上流域は、光芒のスポットでもある。
8月のシーズンには、多くの人が川に入り込んでその瞬間を待つ
木々の紅葉が期待できない分、川床ばかりを狙ってシャッターを押した。
これも秋の印だと思えば、あれこれ考えて画角をひねり出す
菊池渓谷の秋は、川床にもある。