呑山観音寺は篠栗八十八カ所霊場の第十六番札所である。ご本尊は千手観音で駐車場の先の奥まったところにある。
オレが呑山観音に行くのは、第三十六番札所で観音寺の塔頭である天王院である。
ここには波切不動明王がおわす、ここのモミジが目当てで季節折々に線香をたてに行く。
この時期になると、目に鮮やかな新緑から深まった緑が更に目に優しい。
近頃、青モミジというのを目にするのだが、ここにもそんな案内があった。
紅葉する前のカエデを青モミジというらしいのだが、植物学上はモミジ等もすべてカエデでくくられている。
カエデはイロハモミジのように、葉に深い切れ込みがないものをカエデという。
古来水かきをもつカエルの手からなまって、カエデといわれるようなったともいわれている。
ここのモミジが色つくまでは、暑い夏や夏の様な秋をやり過ごさないといけないのだが今年の夏は暑そうな予感がする。