おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2016 蘇る阿蘇の神々 《熊本県阿蘇市阿蘇神社》

2016年10月16日 06時49分10秒 | 日記

 

阿蘇神社は、全国にも例がない横に参道が続く神社である。拝殿正面には、火を噴く怒れる火山阿蘇山がある。

4月14日の熊本地震から半年が過ぎようとしてる。

地震による揺れで築城400年にもなる熊本城は、甚大な被災を受けいまもって本格復旧の目途さえたっていない。

オレとしては、幾度となくテレビで流される熊本城の威容が損なわれたことより

阿蘇神社が上からの大きな力で、押しつぶされたかのように倒壊していることにショックを受けた。

折り重なるように倒壊した社殿の前に立つと、何ともやりきれない気持ちになる。

 

参道の店も通常通りの営業が行われ見た目には、何事なかったかのような日常を取り戻してはいる。

しかし、参道の所々に空き地になったところがみられる、聞くとこによると今回の地震で倒壊し更地になったという。

社務所で倒壊した楼門や拝殿の屋根に葺く銅板に、阿蘇の山々が平穏であることを願いながら名前を書いた。

受付にいた神職と言葉を交わし、今回の地震が9万年前に起きた破局噴火の引き金にならなければいいがと言うと。

若い神主が、我々も毎朝そのようなことを拝んでおりますと明るく答えてくれた。

阿蘇の神々のお怒りが静まり、人々に蘇る力をお授けいただくことを只々祈るばかりだ。