お内裏様や賑やか稚児たちを乗せたどんこ船は、水郷柳川の川下りコースを進む
最初は、緊張気味だった稚児さんたちも、岸から応援する人々にこたえて小さな手を振る。
駐車場で雨が小降りになるを待って出た。
観光協会のHPの順路図をプリントアウトし、駐車場の正面から出ればいいものを地図上では近そうな裏口から出た。
しかし、あるべきところに橋がない。堀のある街にありがちな迷路みたいな道に行く手を阻まれる。
途中で地元の方に道を尋ねると、「あんた。こりゃ反対方向に歩いていきよるよ」といわれる始末。
地図をみる自信はあったのだが、こうなってはしょうがない。
仕方がないのので、スマホのお世話になることになる。
ここから８分と非情にも告げる機械的な声に導れ、スタート地点に１０分前に着くことができた。
追っかける途中で入り込んだ道に、地元の方に地図を見せて「今どのあたりでしょう」と尋ねると
眼鏡を取り出してみてくれたが「観光協会の地図はわからんもんね」と地元の方がもう一人覗き込む。
A4サイズの図面が小さすぎたのか、ちょっと待てよとしばし長考。
どんこ船はどんどん進むので、ありがたくお礼を言って追いかける。
堀のある町は、掘割がメインストリートみたいなものでよそ者には分かりずらい。
