おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

瞬く間に黒い地肌が一面を覆い(2015 阿蘇野焼きⅥ)

2015年03月15日 06時30分59秒 | 日記

 

野焼きが行われた山肌は、わずかな時間で黒い肌を露出した。

これからしばらくは、黒一色の風景が続く

4月に入ると黒い山肌が、キスミレの薄黄色に覆われる。

それからは季節が夏へと向かい、緑色の光り輝く草原が戻ってくる。

 

牛たちがのんびりと、草を食む光景が見られるようになるころには

菊池渓谷が新緑に彩られるようになる。

毎年繰り返される光景と、毎年カメラを持って出かける風景が変わらぬように願いながら

焼かれる山肌を見ながら、白居易の「野火焼不尽 吹春風又生」をかみしめた。