おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

野火焼けども尽きず、春風吹いて又生ず(2015 阿蘇野焼きⅢ)

2015年03月12日 06時30分34秒 | 日記

 

米塚に火が入るのは、午後からの予定らしくそれまでは、すそ野から順次野焼きが行われていく。

大観峰付近の野焼きのも、午後1時からの予定だからどちらを選択するか迷った。

米塚は離れているので、望遠レンズで撮ってもいまいち迫力には欠ける。

結局火が荒れ狂う様相を、近くで見ようと大観峰へ行くことにした。

 

山と山の間の空を見上げると、アレェー、この時期に入道雲かと一瞬思った。

少し下ったところで改めて空を見上げれば、それは中岳から立ち上る噴煙だった。

この日は、水蒸気が多く白い噴煙だったが、いつもは火山灰を含んだ黒っぽい噴煙だという。

道路も前の車が灰を巻き上げて走るほど降灰がある。

今は、北よりの風が卓越しているが、南風が吹くと市街が降灰に悩まされることになる。

真っ黒になった大地も、春風が吹き抜けると緑の大地に変わっていゆく。

その頃までには、阿蘇大明神の怒りもおさまってくれればいいのだが。