壊滅、焼け野原になってしまった街が
昔のままの姿で「レンガの割れ目ひとつに至るまで」
忠実に復元できたか?
ワルシャワ市民は
戦前から街が破壊されることを予見し
過酷な状況の中でも屈することなく
いつの日か復元しなければならない責任を自覚していたようだ。
そのためワルシャワ工科大学の建築学部の学生を中心に、
危険を承知で建造物の一つ一つを入念にスケッチされ
そのスケッチは教会の柩などに入れられて隠された。
戦後 復元に際し、これらのスケッチを元に
ワルシャワ工科大学教授ヤン・ザフファトビッチを
中心として旧市街を忠実に復元したという。
これこそ侵略と破壊を超えた文化と伝統の復元でもあり、
民族の自由と独立の象徴でもある。
そんなスケッチの様子を
先の王宮広場で偶然見かけた。
ワルシャワ工科大学の学生さんだった。
ヤン・ザフファトビッチ教授の功労碑
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