リスボン最初の見学は
市の中心から テージョ川沿い約6km西にある
大航海時代の栄華を今に伝えるベレン地区から
ポルトガルでは 大航海時代の船が主役と思っていたが
べレンの塔の手前に飛行機のレプリカが置かれている。
この飛行機は ポルトガルの
海軍士官ガーゴ・クーチホ航法士と
サカディラ・カブラル操縦士が
リスボンからブラジルのリオデジャネイロまで飛んだ
サンタ・クルス号・複葉水上機
(フェアリー IIID・:イギリス製)。
1922年3月30日 リスボンを出発し
カナリア諸島までの
1,400kmを8時間半で飛んだ。
4月4日には1,550kmを10時間かけて飛び
カボヴェルデ島に到着した。
4月18日に2,500km先の
フェルナンド・デ・ノローニャを目指したが
燃料不足で サンペドロ岩礁に不時着水し
機体も大破した。
5月10日から替わりのフェアリー機で飛行を継続し
6月5日にブラジル本土に到着し
6月17日に最終目的地のリオデジャネイロに到着した。
7,500kmを80日間で飛行した。
この偉業を称えるモニュメントであった。
(1991年建立)
なお 水上機のオリジナルは
海洋博物館に展示されている。
その功績からガーゴ・クーチホは
1926年にポルトガル海軍大学の校長に任命された。
没後、1978年から発行されていた
20エスクード紙幣に肖像が印刷されてもいる。
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