あかない日記

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ポルトガル紀行160 リスボン2 サンタ・クルス号  

2019-08-26 | ポルトガル紀行

 

 

リスボン最初の見学は 
市の中心から テージョ川沿い約6km西にある

大航海時代の栄華を今に伝えるベレン地区から

 

ポルトガルでは 大航海時代の船が主役と思っていたが
べレンの塔の手前に飛行機のレプリカが置かれている。

 

この飛行機は ポルトガルの
海軍士官ガーゴ・クーチホ航法士と
サカディラ・カブラル操縦士が

リスボンからブラジルのリオデジャネイロまで飛んだ
サンタ・クルス号・複葉水上機
 (フェアリー IIID・:イギリス製)。

  

  

 


1922年3月30日 リスボンを出発し
カナリア諸島までの
1,400kmを8時間半で飛んだ。


4月4日には1,550kmを10時間かけて飛び
カボヴェルデ島に到着した。


4月18日に2,500km先の
フェルナンド・デ・ノローニャを目指したが

燃料不足で サンペドロ岩礁に不時着水し
機体も大破した。


5月10日から替わりのフェアリー機で飛行を継続し

6月5日にブラジル本土に到着し
6月17日に最終目的地のリオデジャネイロに到着した。

7,500kmを80日間で飛行した。

この偉業を称えるモニュメントであった。
       (1991年建立)

なお 水上機のオリジナルは
海洋博物館に展示されている。


その功績からガーゴ・クーチホは

1926年にポルトガル海軍大学の校長に任命された。

没後、1978年から発行されていた
20エスクード紙幣に肖像が印刷されてもいる。

 


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