東京大学・地震研究所
(地震研究所・正門脇のオブジェ:地震計と日月・銅板碑文)
「天災は忘れた頃に来る」 大きな震災等があれば
必ず言われることわざだ。
物理学者・随筆家 寺田寅彦(1878~1935年)が
隋筆「天災と国防」(1934年)の中で書いている。
『 悪い年回りは むしろいつかは回って来るのが 自然の鉄則であると
覚悟を定めて 良い年回りの間に充分の用意をしておかなければ
ならないということは 実に明白すぎるほど明白なことであるが、
またこれほど万人がきれいに忘れがちなこともまれである。
もっとも これを忘れているおかげで 今日を楽しむことができるのだと
いう人があるかもしれないのであるが ・・・ 』
関東大震災後 寺田寅彦らの努力で
東京大学の附属地震研究所として 1925年に設置された
研究所が 東京・本郷・東京大学にある。
今回の震災に対しても 多くの情報を提供して
その存在を知らしめ 寺田寅彦の思いが受け継がれている。
http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/201103_tohoku/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます