散歩の途中
一人の女の子とすれ違いに会い
こちらから挨拶し別れていった。
しばらくして 私の後ろから足音が近づいてきて
「おじさん」と声をかけられた
先ほどの女の子だ。
「向こうに桜がきれいなところがあるよ!」という。
自ら先にたち私を案内していく。
なるほど自分が見つけた秘密的な桜のようで
立派に咲いている。
今日は平日 小学生のようなので学校はと聞くと
「今日は入学式なので
私は休みで散歩しているんだ!」という。
おいじいさんの散歩は珍しくないが
女の子が一人で散歩とは・・・
聞くと 散歩が好きで
この周辺をよくしているという。
こちらから聞くまでなく
学校や家のことなど
話してくれたが
名前も聞かずに
「また会えたらいいね!」と
途中で別れた。