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生活之音楽ピース社

~そしてピアノとすこし猫~

~ようこそ生活之音楽ピース社ブログへ~

こちらはクラシック音楽ライター/翻訳の飯田有抄のブログです。 音楽と人と猫のことを、書いています。*最新記事はこの下です*
主な活動とプロフィール
全音楽譜出版社、音楽之友社から出版される楽譜の作曲者による解説の英語訳。CDブックレットの解説日本語訳等。
雑誌「ムジカノーヴァ」、「CDジャーナル」、「ぶらあぼ」等の雑誌でインタビューやレポート記事を執筆。CDの楽曲解説やコンサートのプログラムノートなど。
「ブルクミュラー特集」にてNHK-FM番組、NHK Eテレ「ららら♪クラシック」出演。
東京交響楽団・サントリーホール主催「こども定期演奏会」楽曲解説執筆。
2016年杉並公会堂 小林研一郎指揮 日本フィルハーモニー交響楽団 「ベートーヴェンツィクルス」全6回プレトークおよび楽曲解説担当。
クラシック音楽専門インターネットラジオOTTAVA、木・金「Salone」19:00~22:00生放送 プレゼンター

念願のブルクミュラーの本を出版いたしました!
飯田有抄・前島美保著『ブルクミュラー25の不思議~なぜこんなにも愛されるのか』(音楽之友社)



その他書籍「あなたがピアノを続けるべき11の理由」(ヤマハ・ミュージック・メディア)2011年9月
「あなたがピアノを教えるべき11の理由」(ヤマハ・ミュージック・メディア)2013年2月

1974年北海道小樽市生まれ。東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了(武満徹研究)。Macquarie University 通訳翻訳コース修士課程修了(英語⇔日本語)。趣味:猫情報を収集すること、猫と昼寝すること。ピアノ小品を愛すること。着物選び。三味線端唄(松永流端唄師範 松永花有)。

村上由佳「放蕩記」読了

2012年04月06日 | Weblog
 幼少期から、絶対的な存在として君臨する母親の顔色を伺いながら、何をすれば叱られ、何をすれば褒められるのか、その反応だけを捉えて過ごすとしたら、それは萎縮しながら条件反射に身を委ね、成長期にあって思考停止の日々を送るという、人が生きる上でのある種の悲劇だ。
 友人が貸してくれた小説、村上由佳の「放蕩記」を読んだ。母と娘の抑圧関係を巡る436頁に及ぶ長い物語。9割は著者自身の実体験だそうだ。この小説が賛否の議論を呼び、新聞や雑誌でもこうしたテーマが取り上げられるのをみると、秘められ続けてきたが実はメジャーな物語であることがわかる。
 恐ろしいのは、個人から考える力を奪うということ。それは、たとえば上司と部下、国家の権力者と国民といった関係性にも起こりうる事態だが、親子関係で特殊なのは、そこに「愛情」問題が絡んでくるから。考える力を奪われ続けてきた子どもは、やがて親に憎しみを抱き、その「愛せない」状態に罪悪感を抱いたり、はたまた「やはりどこかで愛している」あるいは「その親に似ている」と感じる自分にもいらだちを覚え、生涯苦しみかねない。これは重い。
 昭和の時代(と括っていいかわからないが)、ある程度教育や躾の現場では「頭ごなし」が今とは比較にならないくらい横行していたように思う。こういうテーマの物語が今なされるようになったのは、その揺り返しか。
 最近、ピアノ指導者のレッスン取材にでかけると、「あなたがどう弾きたいか」を生徒自身に考えさせる指導が多い。80年代に私個人が受けたレッスン、および著名な大先生による70~80年代のレッスンの音声記録や文字資料の内容とは大違い。当時は手の形からフレージングから強弱から、事細かに全て指導者が「正解」を提示し、その通りに弾けなければ脱落、といった風潮だった。ピアノ指導一つとってもそういう時代の空気はあった。
 (いわゆるお嬢様お坊ちゃまが多い?)音楽の道に進んだからかどうかはさておいても、私の身の回りには「母からの抑圧」の匂いが漂う人、あるいは苦しみをカミングアウトしている人、なんとか脱皮した経験者は少なくない気がする。「放蕩記」を読んで、あらためてそんなことを考えさせられた。

料理と幸福感

2012年03月07日 | Weblog
ここのところ、いろいろ考えることが多く、鬱々としていた。
まだ起こってもいないことを考え過ぎて不安になっていたのだ。

でも、人の幸福感は、ものごとへのフォーカスの仕方によるんだと気付いた。
遠くからやってくる不安をかき消すには、
すぐ目の前の充実感を積み上げていくしかない。
それも具体的な方法で。

それにぴったりだったのが、料理だと発見した。
私はこれまであまり料理をしてこなかったけれど、
(できないんじゃないよ、しなかった、する気が起きなかったのよ)
こんな方法があったのか、そしてその方法に自分がハマれたということに、
驚いている今日このごろ。



背中を押してくれたのは、
ベニシア・スタンリー・スミスさんの本に載っていたイギリスのことわざ。

「生きるために食べよ。食べるために生きるな」

忙しさにかまけて、食べる事を全然丁寧にやれていなかった自分が、
すごく恥ずかしくなった。なんか、ちゃんと生きていなかったような気にすらなった。
仕事だなんだとか言ったって、本末転倒になってちゃどうしようもない。
忙しいから外食をして、コストもかかって、身体に負担もかかる。あー意味ない。

料理。
「ここにこれを入れたら、すごく美味しくなるんじゃないか」
そう考えながら、何かを作っていくことって、
すごく夢がある作業。
スーパーから買ってくる、ささやかな食材で広がるバラエティ。

その夢のある作業と小さな充実感を現実的に積み重ねていくことで、
丁寧に幸福感を紡ぎ出していかれる気がしている。
たとえ、向き合う現実は何一つ変わらなくても、
得体の知れない不安に押し潰されることはない。

これはちょっとした工夫。生きるには、いつでもその時できる工夫が必要だ。

人生、少しずつ景色が変わるのね

2012年02月23日 | Weblog
先週の金曜日の朝、実家の父親が倒れ、救急車で運ばれて入院した。
一命を取り留めた父、週明けにはいろいろと管につながれながら、
「三途の川には行かなかったし、お迎えも来なかった」
と、のんびり言っていた。

自分の年齢を考えれば、
これから先、多くの人が経験するような事態に
私も向き合うことになるんだろう。
昨日と今日とで、見える景色がすべて一変するかのような、
そういう経験になったし、足を踏み入れた感がある。

いたずらにポジティブにも、不必要にネガティブにもならず、
普通に心配したり、普通に安心したり、
行動して、ときには見切り発車で動いていきたい。
自分の針が振り切ってしまわないように、
たくさんの工夫も必要だし、
人に協力を請うことを怠らないでいることも必要になるんだ、きっと。

とはいえ現時点で、正直いろいろと不安はつきない。
仕事はともかくとして、
趣味の三味線などは、まったく弾く気も起きなかったのだが、
こういう時だからこそ、今朝、いつも通りお稽古に行った。

端唄の先生は、人を見抜くお力があるというか、
(私は30過ぎてから、よく人から、
「オットリしてますね」なんて言われるのだが、
 私の性格がほんとはキツいってことも、先生はお見通しw)
隠し事をしても精神状態は見抜かれるので、
先週末からの事態をお話した。

「私もいろいろありましたし、
 何事もなく生きてきている人なんて、ここには一人も来ていませんよ。
 大丈夫です。いい方向に進みますよ。」

言霊っていうけれど、
心にエネルギーがじわっと湧く言葉をいただいた。

以上、まとめのないエントリですが、
近況でございました。

ザ・ダッフルコート

2012年01月10日 | Weblog
今日のエントリ、長いよ(笑)。

お買い物好きの人ならば、男女問わず、わかっていただけるかと思うが、
ショッピング、とくに(お値段的に)大物購入の楽しみというのは、
その買おうと思う対象をアレコレと調べて、
最終的にどのメーカーにするか、どの素材にするか、
どの機能を優先するか、色味は、質感は、そして価格に見合うか否か、
自分がそれを買って大丈夫なのかどうか、
あーだこーだ頭を悩ませている、その時間にあるのじゃないかと思う。

とくに、PC関連、オーディオ関連、カメラ関連のガジェット・ショッピングの時などは、
そういう時間がもの凄く楽しい。
私の場合、(貧乏性なのか、)「長く大事に使えるもの」というのを優先させるため
(だってその方が最終的にはゼッタイお安いのよ)、
価格が大きいブツを買うときほど、慎重に、そしてなるべく「いいもの/納得できるもの」を
選ぶように時間をかける。
そんなアレコレを、最近また、やってしまった・・・。
(楽しいからいいのだけど、若干時間浪費の感は否めない・・・はぁ。罪悪感。)

今回の対象ブツは、ダッフルコートである!!
ダッフルコート。
大好きである。

初めて買ってもらったのは、あれはまだうら若き女子中学生の頃。
(もう、二十ウン年前!)
駅ビルのテナントかなんかで売ってるような、
ごく普通の、中学生が着られるリーズナブルなやつ。
でも色味はキャメルで気に入っていたな。
二着目は高校生の頃。色はグレー。これも若い子が買うようなショップのもの。
三着目は大学を卒業するころ、何を思ったか、多少ムリをして、
結構よいお値段のまっ青なダッフルを購入。
ef-deという、こぎれいなOLさんぽい服のメーカーのもの。
「ずっと着てやるー!」と意気込んで買ったものの、
当時の流行でやたらとロング丈。
水牛っぽいトグルと革ひもで、全然傷んでいないものの、
もやはそのデザインで、着られたもんじゃない(でも、捨てられない)。

そんなわけで、私の十代二十代の青春時代にダッフルコートはつきものだったのだけど、
大人になったころ、ほとんど流行じゃなかったのよね。
街行く人々のファッションからダッフルは少しの間消えていた。

それが、ここ2、3年でボチボチまた出始めていて、
今年はかなり若い人たちも着ている!
そして、再燃してしまった・・・・。私のダッフル熱が!

でもさ、もういい年齢のオトナじゃん。
どうせ着るなら、「ザ・ダッフルコート」みたいのが着たいじゃん。
ダッフル発祥の地の、老舗メーカーの、本物の、定番で、何十年も着られそうなヤツ!

それで調べてみた所、イギリスのGloverallというメーカーが、
それに該当することがわかった。
ネットでもいろいろ販売しているが、いろんな型番があってわかりにくいのと、
やっぱり生地の質感だとか、自分にフィットするサイズはあるのか、
まずは実際に試したい。

原宿駅から結構歩いたところに、
Amber Courtという、Gloverallの正規輸入代理店があることがわかった。
それで、行ってみた。

すると、私が念頭においていたキャメルは、もう品切れ。
狙い目の定番のクラシカルなスタイルのものは、ネイビーかチャコールグレーのみあった。

試着してみたら、なんともいい感じ!
ひゃっふぅ!やっぱ本物よね!老舗よね!伝統よね!
お店の方(スラッとしたムッシュー)が商品について、
丁寧にいろいろと教えてくださったわ。

聞くと、つい先月に、
あのアイドルグループの「嵐」の番組で、
櫻井翔さんが取材に来られて、
(「ダッフルコートのルーツをさがしやがれ」とかそんなテーマだったらしい)
その反響で問い合わせ殺到、商品もどんどん出て行っちゃったそうだ。
すごく(←私の感覚では、よ)高いのにねぇ。不景気とはいえ、みなさんすごいなぁ。

「どうしてもキャメル、ということであれば、
 来シーズンの秋まで待っていただければ、
 いろんな色が揃っていますよ。」

ゴリ売りしないなんて、さすが紳士的イングランド製商品を扱うお店!

そうよね。そりゃあ、お金持ちだったら、
「じゃあ今年はネイビーをいただくわ。来年キャメルね。」
なんて出来るかもしれない。

でも、私にはそんな余裕、まったく、これっぽっちも、徹底的にないんである!
(なら手持ちのコートでガマンしろ、って話だけどさ)
ネイビーもチャコールも、本当にシルエットが奇麗で、
かなりハートを射抜かれたのだけど、
大枚はたいて(←私の感覚では、デス)どうせ買うなら、
やっぱり念願のキャメルかなぁ・・・。
待つか。来年まで。今シーズンもあと2ヶ月くらいだしね。

「お茶でも飲みながら、ゆっくり考えられるのがいいと思いますよ。」

お茶ってあたりが、英国っぽいね。
ムッシューが渡してくれたショップのカードを片手に、
とりあえずお店を出たのであった。

うじうじ考えながら歩いていたら、いつのまにか
裏原宿(?)の古着屋さんの通りに入っていた。

おや?ビルに掛かっている、あのコートは・・・



Gloverall!!!
私の好きな色味ではないか!!

お店のお姉さんに言って、ちょっと見せてもらい、試着もさせてもらった。
丁度いい!丈も、袖丈も。
これは1970年代のGloverallで、向こうの少年用サイズなんだそうな。
ヴィンテージ。これはこれでいいよねぇ。
お値段は19000円くらいだった。
状態は割とよかったのだけど、やっぱりなぁ。うじうじ・・・

せっかくディスプレイから外してもらったけれど、
やはりこちらも買わずに退散。

結局今シーズンは、見送ることになりそう。
今月からちょっとずつ「Gloverall基金」と称して貯金して、
次の秋に妥協なく買おうかな。

あー。うじうじ。
でも、それが楽しいw

カバンフェチ。

2011年12月13日 | Weblog
突然ですが、カバンが好きです。

魅力的な人に出会ったときのように、
魅力的なカバンに出会うとすごくドキドキする。
いわゆる高級ブランドのバッグが好き、とかいうのでなくて、
誰かが大事に長年使っていそうな鞄に目がいくんです。
で、その中には何が入ってるのかなぁ、と気になる。

よくトーク番組とかで芸能人のカバンの中身公開!とか、
雑誌の特集で通訳者のカバンの中身公開!とかやってると、
「えー!!どんなどんな?!?!」と妙に嬉しくなる。

使い込んだ手帳が入ってたり、文庫本が入ってたり、
何かその人の「お気に入り」のものだとか、
それ無しにはその人のお仕事が成り立たないものだとかが入ってたりする。


基本的に私は、ヌメ革の鞄にもの凄い勢いで惹かれる。
ヌメ革は、使えば使うほど色が変わって行く。つやも出る。
長年何かを大事に使うみたいな姿勢が、ものすごく表れる素材。それがヌメ革なのだー!(たぶん)

写真の右側のポシェットはダコタ。わりと長く使ってる。3年くらいかな。
左側はゲンテンのバーキン型。重めだけどガシガシ入れられる。これから使い込む予定。
先日高円寺の古着屋さんで、ロビタのハンドバッグを買った。
よくヌメ革を形容するときに使われる「こっくりとした色」になっていて、いい感じ。
前のオーナーが大事に使ってきた雰囲気が出ていて、気に入った。
今度は私がかわいがってあげよう。

そうそうバーキンといえば、
エルメスのバーキン。150万円とかしちゃうんでしょう?
もちろん、私には生涯無縁かと思われる代物ですが、
でも、一生モノで使うんだったら、そんなに驚く値段ではないのかもしれないのかもね。
だって、
車一台分でしょう。
私は免許がないので、多分このまま車を自分で買わない人生を送ると思う。
でも、人生に必要な小道具を運んでくれる車のようなカバンを、長く大事に使うんだったら、
むしろ相応な値段にも思えるね。

や、でも私は買えませんよ(笑)
高級カバンといえど、
買える環境にある人は、持ってしかるべきものだとは思うってこと。

今気になってるのは土屋鞄です。
あそのこの革も、よさそうだわ~・・・じゅるじゅる

世田谷てづくり市へ

2011年11月27日 | Weblog
今日は朝から世田谷観音で開かれている「世田谷てづくり市」に行ってきました。
松永流三味線端唄の先輩にあたる師範の方がレザーバッグを作っておられ、出品されるということで、
師匠の先生とご主人、先生のお母様である宗家と一緒におでかけ。

こちら「mochi mochi」さんのお店にて。

革小物やアクセサリー、柔らかくて軽い革バッグなど。いくつも欲しくなっちゃった。
mochi mochiさんブログ


アンティークの石が印象的なカラー。
革鞄が大好きでいくつか持っているので、どれにでも合いそうだから買ったよ。

丁寧な手作りの品々を出品されているいろいろなお店を物色し、
世田谷観音様の穏やかでビューティフルなご尊顔も拝し、
(初めて行きましたが、また会いたい!!と思える観音様・・・)
楽しい朝となりました。

てづくり市、次回は12/25に開催予定。
クリスマスのプレゼント探しに、デートコースにもいいかもね~(妄想)。

かわいいお色。プチトマトみたい。

「食べらんないのかよー」

さっそく手持ちの革カバンにつけてみた。
さすが、相性バッチリ!この焦げ茶の鞄、ちょっと渋かったのでうれし!

鮮烈な映像美~ブルーレイで見る《ブレードランナー》

2011年11月15日 | Weblog
ブルーレイの高画質で《ブレードランナー》(1982年)の「ファイナル・カット」を見た。偶然BSプレミアムでこの映画のドキュメンタリーを見たのがきっかけ。現代のようなCGのない82年当時とは思えないほどの強烈な映像美。同時期の大ヒット作《E.T.》の影に隠れて、こんなに芸術的なSF映画が存在していたとは。
見てビックリ。いくつか見覚えのある映像が・・・。つまり、この作品に触発されて、未来の様々な映像作品が作られたのだ。椎名林檎のPV(メイクや、ガラスの破片のイメージ)やら、アニメ映画《攻殻機動隊》(雨、混沌としたアジアのイメージ、そしてテーマも。そしてこれが《マトリックス》につながる)やら、「あっ!ここから来てたのね」と発見せざるをえない。
ファイナル・カット版は、82年当時「難解」とされた表現を戻したり、余計なナレーションはすべてカットされている。他の版は見た事ないけど、このままだったらさらに80年代の一般人には「早すぎて、理解不能」な作品だったろう。
なかなかに表現はドギツイが、繰り返し見たい作品だ。

美女たちとの会話

2011年11月06日 | Weblog
実は密かに(!)、初心者向け英会話を教えています。
といっても、生徒さんは3人だけ。
今日は、その人たちの自慢話ですw

何が自慢って、まず、3人とも女の子なんだけど、全員可愛いのです!!

一人はピチピチの20歳の学生さん。あ、ピチピチっていう表現、古いねw
うら若き、とでもいいましょうか。スラリとしていてモデルさんみたい。

もうお二人は30代。お仕事頑張っている女性たちです。
でも二人とも10年サバよめるよ、っていうくらい可愛らしくて若々しい。

私のところに来てくれた3人が3人とも美人で可愛いなんて、
なんの奇跡ですか?!っていうくらい。うふふふふ

シドニーから帰って来てすぐの2007年、
とある所に英会話講師として登録させていただいた。
その頃は、英会話の仕事を大々的に展開しようかなーと考えてたのだけれど、
そのあとフリーで翻訳やライターの仕事が、
ドンドン(っていうのは大げさ。私のキャパが小さいんですw)入って来て、
それで、最初の頃にご依頼いただいた生徒さんだけに絞らせてもらい、
今も大事にお教えしている、という。

この3人との時間は貴重なのです。
他の仕事とは、まったく違う時間を過ごせるので、私もリフレッシュして生き生きできるんです。

20歳の学生さんからは、お洒落について、ならっていますw
彼女が先日、Forever 21というファストファッションのお店を教えてくれたので、
行ってみたら、めちゃくちゃ楽しいお店でした!
ぼちぼちアラフォーゾーンに突入の私でも着られるもの、たくさんあったよ。

30代のお一人は、ペット好き。チワワを飼っているので、
犬についてたくさん教えてもらってる。現在ワンコ2匹とハムスター1匹のオーナーさん。
彼女とはフェレット飼育の経験もカブってるし、英語で動物ネタトークはけっこう盛り上がる。

そしてもう一人は、最前線のゲームクリエイター。
完全門外漢な私にも、興味がもてるお話をたくさんしてくれる。携帯ゲームの現状だとか。
日頃の生活改善にも余念のない向上心溢れる彼女に刺激され、
私も自分の日常を顧みる事多し。たとえば、「足を組まない」とか、そういう小さなコトなんかも。

英会話レッスンはもちろん英語修得が目的だけれど、
彼女たちとの、かれこれ4年くらいのお付き合いの中で、
英語プラスαな時間をシェアできてると思っています。

イタい話

2011年10月14日 | Weblog
今朝、痛い目に遭いました。
文字通り痛いのです。

ゴミ出しをしようと玄関を出た時、
ドアで思いっきり右足首をズリズリーっ!とやってまいました。
その瞬間、呼吸ができないくらいに痛かった・・・(泣)
残酷すぎるハードな靴擦れが出来たような状態です。
靴下はいてたのに、流血です。(すぐ止まったけど)

「傷は消毒」というのは悪習だと最近聞いたことがあったので、
流行の(?)閉鎖湿潤ラップ療法をやってみています。
足首にサランラップ巻いたよ。
痛いので、保冷剤をあてて冷やしてます。

今日は本当だったら、
午前中にバキバキ仕事をこなし、
午後はわっちを代々木公園に連れていこうとたくらんでいたのに、
事件は朝のゴミ出しで起きたので、
午前中は気分が落ち込み、家の中を歩くのもやっと。
仕事は進まないし、当然午後から公園なんていう状況ではなくなった。
悲しい秋の青空を見つめながら、午後は原稿書きました・・・・

悔しいので、犬ネタでちょっと書きますw

連休中、西武球場で「スーパードッグカーニバル2011」って、
声に出すとすごくモノモノしい感じのするイベントがありました。
犬のショーや、関連グッズのブースが立ち並ぶこのイベント、
家族に声をかけても、だれも一緒に行ってくれないので、
わっちと一人+一匹で、電車を乗りついで行ってきました。

いや~たまげました。
会場内には、美しくお洒落した犬犬犬犬・・・
ふわっふわの毛並み、帽子にサングラス、そして素敵なコスチュームなどなど・・・
しかも、多くの犬がベビーカーのようなカートに乗ってる!漂うセレブ感。
一組の飼い主さんがご自慢の大型小型超小型のワンちゃんを、何匹も連れていたりする!
裸ん坊なチワワなんて、うちのわっちくらいなんじゃないか、と思ってしまった。

入り口の写真。人ごみはまだ序の口。
奥の方のブースが並んだ所は、簡単に身動き取れないくらいの混雑だった。


と、そこへ長い行列が!
なにかスペシャルグッズが買えるのかな?と最後尾に並びつつ、
そこにいたスタッフの人に「何の列ですか?」と尋ねると、

「あ、これは、ワンちゃんのファッションショーの列です」

とのこと。え、ショーを見るのにこんなに並ぶんですね!と聞いたら、

「いいえ、これは出場希望の列です」



なんも着てないチワワを小脇に、うっかり並んでしまった・・・(汗)
ステージ脇で、しっぽを巻いて、すっかりドン引きしてるわっち。


熱気あふれる人混み犬混みに圧倒されて、
この2枚以上は、ほとんど写真を撮る精神的余裕がありませんでした・・・
わっちは他の犬たちの迫力に腰を抜かしているので、抱っこでブース見始めたんだけれど、
しばらくしたらブルブル震え出した(汗)

そんなに嫌なら、早く帰ろう・・・

とはいえ、手短かに各ブースを確認して、
普段は買えそうもない値段で、お徳用品を少々ゲット。

裸ん坊わっち、ちょっとだけ不憫に見えてしまったので、まずはこの2着。
なんと1着500円!普通は2000円以上するよ、こういうの。

かわい~~

でも、着せてみたらデカかったし、猛烈にいやがられた・・・

そして、野営(@リビング)には迷彩柄のこちら。

なんとこれ、800円よ、奥さん!
普通こういうのって、3000円近くするのよね。

さっそく中を確認。


だれか入ってた!


「わー!どけー!」「こっちが先だー!」


結局、一瞬だけ一緒に入りました。


それにしても、
すごいイベントだったなぁ。
多分、来年からは、行けません・・・(苦笑)

綺麗な若者

2011年10月11日 | Weblog
「近頃の若いモンは・・・」
とのいうのは、その時々の「近頃」のオジサン・オバサン世代が口にしてきた、
永遠不滅のフレーズである。

私は昭和49年生まれの寅年。
そろそろ、このフレーズを言いたい旬なお年頃♪

たいていは、「若いモンは」のあとは、
「なっとらん!」的な内容が続くと思うんだけれど、
そじゃないんだよね。


昨日、夫の人(私の元同級生)が、自分の職場の後輩君を
家に連れてきた。
なんでもブラジルだかの武術である「カポェイラ」なるものを
休日に一緒に習いにいったそうで、その帰りである。

入社一年目というその青年、
もともと運動が得意そうな爽やか好青年なのだ。
私と同じ寅年。そう、つまり一回り下のジェネレーション・ガイ。(←なぜ英語?)

で、わたしがお茶と菓子を出して差し上げたところ、

「ありがとうございます。ご丁寧に・・・・」

と、なんとも柔和な笑みを浮かべるんである。

そもそも、「こんにちは」というご挨拶も
「いつもお世話になっております。今日は突然お邪魔を致しまして・・・云々」
ととても礼儀正しい。スバラシイね。

だけどさ。
自分が25歳だったころのことを思い出したら、
先輩のおうちに行ってお茶が出てきたときに

「ご丁寧に」

なんていう柔らかい物言いが出てきたかどうかは、はなはだ怪しい!

「アッ、すみませんデス・・・」、ペコっ
とかしたかも知れないけど・・・(苦笑)


緊張した風でもなく、いたって和やかにお茶を楽しむこの青年、
大人しいわけではないし、先輩に気を使ってハキハキしてる風でもない。
普通に楽しくおしゃべり。

ときどき、何かの機会で20代の人々と接触すると、
こういう「綺麗な」人っていうのかな。落ち着いた雰囲気の人が多い気がする。
・・・すごいなぁ。

バイバイしたあとも、
「本日はありがとうございました。・・・・奥様にもどうぞよろしく云々・・・」
いたく丁寧なメールまで来た。


夫の人によれば、
ここのところ職場でも若い人たちには、裏表なく(?)「ホントにいい子」が多いようである。
仕事がたいそうやりやすいと喜んでいる。
謎にすごい!

「あれは、昭和スペックじゃないよね・・・」

と夫の人。

昭和スペック!!
なるほど。ありゃ平成スペックなのか。デフォルトなのか?すごい。


われわれ世代は昭和スペック(笑)。
私たちより上の世代の方が遊びにいらして、お茶を出したら、
「あっ、(奥さんっ、悪いっスね)」ペコッとされても普通。
何も違和感を覚えなかったかも。
上記フレーズではしばしば、カッコ内は省略されるけどネ。


そんなわけで、
「近頃の若いモンは、綺麗よのぅ・・・」と、言いたい。

まぁ、しかし、そもそも世代で人をくくるのは良くないかもしれない。
「ゆとり世代」などという言葉は、ある種の偏見というか、色眼鏡で人を見る言葉かと思う。

でも、明らかに「なんか、違うわぁ」という感覚が、
素敵な方に傾いてくれると、気分がいいです。

綺麗な若者よ。日本を、たのむ!(←誰?)