なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

待てない性格

2009-08-20 05:28:39 | Weblog
 息子が目を怪我をして眼科のお世話になりました。
  実はけがをしたのが土曜日なのですが、運悪くお盆と重なっていてどこも休診日で、救急センターの眼科は日曜日のみオープン。
 土曜日に友人たちとサッカーをしていて、ゴールキーパー役の時に顔面、しかも左目の上で強烈なシュートを受けたらしい。
 「素人の遊びでそこまでやるなよ」って言う感じだけれど、一生懸命やらなければ遊びだって面白くないだろうし、真剣に遊ぶのは私の遺伝かも知れない。
 ともあれ、土曜日は診察を受けられず、日曜日に救急センターで受診。
  これも、ともかく診察を受けただけで、治療などは盆明けとなりました。

 タイミングが悪い時はこういうものですね・・・月曜日には近所の眼科はすべて休み・・・。
 水曜日に一駅隣の町の眼科を受診しました。
  20才過ぎの息子ですから、私がついて行くこのは過保護っぽいのですが、ヒマだし帰りにランチでも食べようかという事で一緒に行きましたが、これが誤りの始まり。
  こんな蒸し暑い日は、家を出ないのが正解でした。
 眼科に着いてまず初回の問診票とかの手続きは当然本人がやります・・・その後10分程度で名前を呼ばれて何やら診察を受けた・・・と思っていました。
 ですから『意外と早く終りそう』と思いました・・・ところがその後30分は待たされているのに放置状態。
  エアコンの効いた待ち合い室で大型液晶画面のTVを見ている時間が続く。
   マアそういう形ですから待てないことは無いにしても、いつまで待たされるのかわからないし、『若しかしたら忘れられてている?』みたいな不安感。
  こういう時そのまま待てない性格。
 受付に確認すると「先ほどのは基本的な検査で、診察はこれからお呼びします」
  成程そういうものかとは思ったけれど、実際には次に呼ばれるまで全部で1時間10分待たされた。
 再度名前を呼ばれて診察を受けて10分くらいで出てきたのですが、これは瞳孔を開く薬を注しただけで、効果が表れるのを待って後20分くらいでまた呼ばれる予定なんだそうで・・・。
 この辺りがもう私の限界。
  理由のはっきりしていること、先の見通しがつくものは待てるけれど、はっきりしないものには弱いのと、いつまでも待たされるのは『理不尽』だと感じてしまうところがある。
 実際には私たちだけが待たされているのではないから、『理不尽』ではないのは承知しているけれど、頭ではわかっていても心の反応は別。
 目をつむって瞑想ではないにしても、頭の中で遊んでいれば時間をつぶせますが、既に『訳分からない』みたいな拒否反応が出始めているのでもうダメ。
 従って私だけ本屋に緊急避難して外で息子とは待ち合わせることにしました。

 結局は・・・息子にとって目は大事ですから、診察を受けるのに2時間以上はかかってしまいました。
 (もし私自身の受診だったら、『今日はヤメ』と言い出しかねない)
  息子とは駅のベーカリーで焼きたてパンとアイスティーでランチを取りましが・・・こういう機会はあまりないでしょうから、これもよい機会かもしれませんが。
 息子から「オヤジは待つのが苦手だなァ」と率直な感想と言うか呆れた感想。
  確かに私は先の見えない物を待つのは駄目。
   しかし彼は私が碁を打つのを見たことが無いので別の面を知らないのです。
 囲碁みたいに時計のルールがあるものならいくらでも待てるし、イライラなどしないのです。
  訳が分からない事、先が見えないことには弱い。
 ラッシュ時のバスを待てないし・・・若い頃に営業先で幾ら相手が得意先でも「平然と相手を待たせる」ところには弱かったし・・・。
  待ち合わせ時間に遅れるのに連絡が無い・・・これも待てない。
 「別の機会に変更しましょうと言いたくなる」し「先に帰ってしまうと自分が待っていた証明が出来ないので、アリバイの為に待っている」ようなもの。
   せっかちではないのだけれど、予定の事が予定通りに進まないのに理由がはっきりしない・・・お手上げで、セルフコントロール不能に陥ります。
 ともかくこの年になっても「泰然自若」と待つように人間が出来ていない。

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