なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

対局中断提案「武士の情け?潔さ?」

2009-11-20 00:09:15 | Weblog
 今日は12月並みの寒さだとか、加えて冷たい雨の中1日中所管地域の事務所を訪問していたので、寒さに凍えるやら疲れるやら・・・仕事をしてうればそういう日もあると諦めるしかない。
 帰り道は、雨合羽着用と言うほどの雨の量では無いが、傘を指して自転車で走るのは法律上も違反だし、安全性という面で問題。
 転倒事故などで自分が怪我をするかもしれないし、すれ違う人が危険かもしれません・・・そうでなくても帰る時間は薄暗くて見通しが悪い。
 という事で、防水の利いた帽子と、撥水スプレーをした防寒兼用上着とオーバーズボン。
 見た目は濡れ鼠一歩手前”うすら寒い”けれど見た目よりは雨に強い感じです。

 家に着いて、火の気がないのでデロンギで部屋を暖めながら着替えをして、ベッドへ。
 コタツもあるし、エアコンもあるのだけれど、何故かベッドへもぐりこみます。
  見た目も生活態度みたいなものが我ながらだらしない感じはするのだけれど、自分の体温の暖かさ、ぬるま湯的なこの暖かさが好きなんです。
 機械ではこのような丁度良い加減の暖かさにはなりませんから、家族以外の目には触れ無いのを良いことに・・・
 ですからこういう日は「夕飯コール」があるまでは自分の部屋に閉じこもることになりますから、やることは本か雑誌を読むかパソコンでネット碁を打つか観戦するか2託。

 ネット碁で、対局待ちリストを見ると未だ打ったことが無い人がエントリーしています。
 メンバーリストを見て在住県を確認(殆ど意味がないのですが)・・・県によって苦手があるような気がしていまして。
 そして彼の対局成績を見ると過去に2000局くらいは打っています。
 私が1600局を越えたくらいですから、お互いにこれだけ打っていてもこれまですれ違っていなかったということですから不思議、、、活動時間が重ならなかったみたいです。
  なんとなく打ってみたくなってオファーを出したのに対局とはならない・・・私の対局条件が間違っていました。
 彼はサンサン棋院条件ですから持ち時間45分設定、私の対局条件は早碁のみになっていました・・・という事で二人は対局希望者リストですれ違い。
 失敗に気づき訂正をしようとしたところ、私の条件で対局者が来ましたので、その方と対局決定。(このネットでは自分の対局条件で対局者からオファーがあった場合棄権負け以外は拒否は出来ません)
 今まで相手の方の方が対戦成績がどういうわけか良い筈ですが、点数が下がっていて今日の対局は向こう先白5目半コミ出し。
 局面はどうという事のない進行と言いましょうか、私としては中盤の終わりころには少々優勢を意識していました。
 多分盤面で10目近く良い筈・・・ですからコミを差し引いても残る筈。
  ここでちょっとした異変が起こりました。
 黒さん・ネット接続が中断→復旧して対局再開。
  対局進行の中で3回は繰り返しました。
 そして相手から「対局中断提案」・・・これは全く「!!」
  もしかしたらその地域の回線の具合が悪い可能性はある、又はパソコンの調子が不具合?・・・しかし・・・仮にそういう状況だったら「中断提案」をするだろうか?
 私だったらしない。
  たび重なる中断で相手に迷惑をかけているとしても、その度に急いで復旧して対局室に戻る努力をするだけです。
 仮に運悪く復旧に時間がかかり過ぎて時間切れアウトになったとしてもそれはその時の事です。
 それに何かの不都合が生じているとしても、ここで中断提案を出来るのは余程大差でリードをしている場合のみだろうと思う・・・心理・心情としてはそうだと考えるのですが。
 一方で、相手がもしも本当に困った状況に陥っているのなら、中断提案を受け入れるのが「武士の情け?」かもしれない・・・しかし、こういう時は「潔く?投了」でも良さそうなのに・・・
 中断提案を受けた側としては結構気持ちが揺れます。
  受け入れないのは「嫌な奴」の烙印を押されそうな気まずさがある。

 しかし意を決して「断固中断提案拒否」
  対局は進行しその後も2回中断・復旧がありそして再度の中断提案。
 そして再度拒否。
  その後は何故か最後までヨセが進んで、終局し地合い計算で白3目半勝ち。
 「この結果で良いですか?」の確認に「OK}を出したのですが対局相手は納得できなかったらしく「対局再開」・・・ということは黒さんは「黒有利」という状況判断で「中断提案」をしていた可能性はある。
 そして、盤面は終局の場面で黒投了。
  
 さて中断提案に、自分が負けそうな対局だとしても今まで「OK」を出したことはありません。
 融通が利かない性格でもあるし、一旦始まった対局を途中で止めることが出来ない性格でもある。
 受け入れないと性格が悪いと思われるかも知れませんが、それでも出来ません。