なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

「十年一日のごとく」とは言うものの

2007-08-24 17:37:12 | Weblog
 昔このタイトルで書いたことがあるかも知れません・・・
 本人はヨタヨタしながらも少しは進歩しているつもりでも、外から見たら十年一日のごとくただの横好きの道楽としか見えないだろう・・・
 もっともそれ程の興味を示すなら良い方で、単に「また今日もやっている」程度だろう。
 
 少年時代この「十年一日」と言う言葉のイメージを少々間違っていました。
 「十年という長い年月がまるで1日みたいに感じられる」・・・どこと無く間違ってもいない様な感じですが「月日の経つのは早いもの」に似た感じだと思っていたからやっぱり間違いですね。
 少年時代に誰かに指摘はされなかったけれど、使用例からして何処かおかしいとは感じていました。
 「いつ見ても同じことをやっている」も意味として正しければまさに私は「十年一日」タイプです
 「牛の涎みたいに」そこまでは言わないで下さい
 ベッドに腰掛けてキャスター付きの小さな机の上にノートパソコンを置いてネット碁を打つかブログに入力・・・「十年」とは言わなくても「三年」は続いているでしょう。
 だから家族が見たら「親父はいつも同じ格好」で「同じことをしているらしい」=「進歩が無い!!」となる。
  意味はともかく言っていることは当たっているから困る・・・悔しいけれど。

 30くらい前にKからDになれたけれど、それは町の碁会所レベルの話で、当時は日本棋院より少し甘かったかも・・・後に棋院のアマ段位はまさに”甘段位”になったと思うけれど・・・
 ともかく遥か高みから見ている人にはそのクラスでKだろうがDだろうが同じ景色だろう
 そういう見え方で言うと家族もそういう風に見ているはずです
 うちの親父が○段だろうと・・・たとえプロ棋士に出会っても興味の無い世界なんですから唯の叔父さんだろう。
 (タイトルホルダーでTVや新聞に載る人は別だろうけれど)
 要するに別世界の住人に近い・・・それでいて家族だから奇跡かも
 
 強弁的に言うと、マクロでは「十年一日」に見えるとして、個人的見解・ミクロでは「だいぶ変わってきている筈」なんですが・・・「では、どこが?」と追及されると弱い。

 実は進歩していないと困る事情がある
 私の序盤は2連星居士みたいなものだから、それで十年一日なら
 「今日も2連星」「やっぱり2連星」「何が何でも2連星」というところ
 まさに十年一日なんだけれど、数多くの失敗と反省に学んで修正しているつもりなんです。
 そして、その上でなおかつ2連星というしつこさです
  病気に近いのかな?

 私の相手をしてくれる人は年々変わっていきます
 勿論古いネット仲間も多いのですが、新しいメンバーも結構います。
 なぜ新しい(若い)人と分かるかというと、少年少女大会とか中学生大会で見かける人もいたのです。
 ある少年はおそらく中1のときはほぼ互角(1勝2敗で分が悪い)だったのに、彼は急速に進歩して今なら私は2子は確実に置かなくてはいけない。
 そういう彼が全国大会では予選リーグで敗退・・・中学生おそるべし!
 
 小学生の方もネットでの知り合い(名前だけですが)もいました
 その子は予選リーグを突破してくれたから嬉しかったですね
  小学生も恐るべし
 ともあれこの年代の進歩派目を見張ります・・・だから私など止まっているようにしか見えないのでしょうね
 いや後ろに進んでいるとか
 今度ネットであったら「オジサンの2子番ですよ!」なんていわれそう
  マアそれでも少しは役にたっているのかな?
  肥やしぐらいにはなりたいですね。

 ところで変わった名前の人と対局がありました。
 多分女性かなとも思う・・・マアネットですから・・・
 ともかく私らの子供時代の女の子○子、○江、○代さんなどとはまったく違う
 男性の可能性は0とはいえないけれど、もしそうなら俳号みたいなもの
 どちらでも好いとはいえ、普通に考えれば小中高の女性
  さてすごく筋が良い・・・筋悪の私が褒めたら反って信用が無くなる?
 マア素直な感じでしょう
  ここでこう打ったら反発必至という場面で、小考の後受けてくる。
 「辛抱が良い」のか「筋悪相手にもてあましている」のか
 しかし要所要所で手を止めて考えているのだから、やはり何かを感じているのでしょうね。
 ともかく今の時点では「筋はいいけれど力が不足?」というところかも知れない
  でも私と1点しか違わないのだから、想像道理だと来年は危ない。

 終局して今度はパソコンに驚かされた
  地の自動計算がでたらめ!
 私の計算では20目近くいいはずなんだけれど、パソコンの計算では私の50目負け!
 間違いの原因は:二箇所ある私の地の中に相手の石が1個づつ入っているので、パソコンはこれを生き石と判断し、その地を全てダメ計算としていた・・・
 結局間違いが分かったので修正して相手に確認を要請したのだが・・・今度は相手が考え込んでしまいました。
 結局は承認があったのですが、あのインターバルは?
  もしかして途中自動計算を頼りに打っていたのだろうか?
    大楽勝のつもりで打っていたのかな?
   だから当方の修正要求に戸惑っていたのだろうか?
  なぜかふとそんな気がした