あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

JULIE VI ある青春①

2009-05-07 17:21:26 | アルバムレビュー


『JULIE VI ある青春』(1973年8月21日発売)

1.朝焼けへの道
作詞:山上路夫/作曲:森田公一/編曲:B.Ebbinghouse
2.胸いっぱいの悲しみ
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:H.Robinson
3.二人の肖像
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:B.Ebbinghouse
4.居酒屋ブルース
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:H.Robinson
5.悲しき船乗り
作詞:山上路夫/作曲:森田公一/編曲:H.Robinson
6.船はインドへ
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:H.Robinson
7.気になるお前
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:H.Robinson
8.夕映えの海
作詞:山上路夫/作曲:森田公一/編曲:H.Robinson
9.よみがえる愛
作詞:山上路夫/作曲:森田公一/編曲:B.Ebbinghouse
10.夜の翼
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:B.Ebbinghous
11.ある青春
作詞:山上路夫/作曲:森田公一/編曲:B.Ebbinghous
12.ララバイ・フォー・ユー
作詞:山上路夫/作曲:森田公一/編曲:B.Ebbinghous

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さて、連休ボケを直すには基本に帰ってじゅり勉に励むのが一番。ってことでアルバムレビュー、
進めちゃいます。
じゅりソロ4枚目となるオリジナルアルバムです。
例によって「JULIE V 沢田研二 日生リサイタル」というライブアルバムが1972年12月にリリース
されているため4枚目がⅥになってます。
ちなみにアルバムに通し番号がついているのはこの「ある青春」が最後みたいですね。
さすがに番号付けてたらキリが無いないやと判断されてたのでしょうか。

アルバムレビューも4枚目ですが、正直ようやくメジャー感のあるアルバムが出てきたなという
感じです。
1枚目はTG在籍中、2枚目はコンセプトアルバム、3枚目はセルフプロデュースときて、4枚目でやっと、
王道ど真ん中なアルバムがキターッっていう感覚がありますわ。

製作はまたしてもロンドンレコーディングで、編曲もあちらの方に依頼していますね。
クリエイター陣は6曲が安井かずみ&加瀬邦彦コンビ、6曲が山上路夫&森田公一コンビで、
森田公一さんは初めての曲提供のようです。
あと割合的に言って、曲調はバラードが多いですね。

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1.朝焼けへの道
いきなり歌から入ります。ストリングス+ピアノが中心の伴奏だとずっと思ってましたが、よく聴き込んで
みるとベースがけっこう細かい音符を追ってます。
サビからコーラスとブラスが入り盛り上がります。
燃えて虹になる♪の最後とか、数箇所気持ち声がかすれたようなところが儚げでよろしいですわねー。
歌詞はちょっと気恥ずかしい青春ソング風ですけど、それがまたこそばゆくてたまりまへん。

2.胸いっぱいの悲しみ
シングル曲につきレビューは省略。
レビュー過去記事は→こちら
(・・・歌詞の部分は・・・あまり読まなくていいですから(汗))

3.二人の肖像
イントロはピアノで静かに入ります。Aメロの後半で入ってくるアコギがオシャレ。
「電話を掛け合う2人さ♪」のところで鳴るのはビブラフォンでしょうか?
それと「この都会のかたすみで♪」のかたVすみで~Vのところでブレスが入ってるのがどういう
狙いなのかとっても気になるんですが。
変なブレスの取り方ですよね。ちょっとつたない感じに聴こえます。
全体的なじゅりの歌い方は、サビでもさほど声を張らず静かに歌い上げているような感じです。
2回目のサビに入る前のドラムの変則的な乱打が印象的です。
(←専門用語があるのかもしれないがわからぬ)

4.居酒屋ブルース
これがZUZUの詞とは以外でした。
間奏はブラスとギターの共演が緩やかで力が抜けた感じ。
しかし以外とテンポは崩してません。
後半へ進むにつれて酩酊している風な歌い方になります。
途中ヴヴヴヴヴヴ~♪(文字にしづらいな)って変な笑い声みたいな声を出してるんですけど、
わざとらしくて可愛いですわ。
最後は、ほとんど即興劇のようなコミカルな感じで終わります。

5.悲しき船乗り
ド頭からファンキーなベースが超カッコイイ
凄くいいアレンジだと思います!詞はもうちょっと違う系統のものでもいけると思いますけど。
(これが悪いって言う意味じゃないですが~)
バラードが多いこのアルバムの中では疾走感があるし、何てったって、じゅりの声が男っぽくていい。
このアルバムは甘い声を堪能できるのがポイントでしょうけど、やっぱりアテクシとしては
こういう曲も欲しいですわ。

6.船はインドへ
打って変わって切ないバラード。好きな曲です。
フルオケによるゴージャスな伴奏。曲の展開に合わせてティンパニが効果的に挿入されてます。
バックのゴージャスさに較べてじゅりの声が素朴ってか青臭い感じでちょっとミスマッチかも。
そこが萌えポイントなんじゃ~って方もいらっしゃるかもしれませんが。
・・・っていうかアテクシがそうなんですわね。(だって可愛いし。)
詞の一節で、♪通り過ぎた分かれ道が 甘く誘う悲しみ♪という部分が好きです。

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※②に続く。