あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

JULIE VI ある青春②

2009-05-08 20:37:11 | アルバムレビュー
※①の続きです。
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ちょっとぼやけてますが歌詞カードの中の写真。わりとふっくらしてた頃らしい・・・ほほ肉が~
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7.気になるお前
30数年にわたるライブの定番ソングと言えばコレですね。「胸いっぱいの悲しみ」のB面でもあります。
我々後追いファンが2番目に覚えるB面ソングかもしれませんね~。(1番目はふりかけね)
やっぱりキモは歌詞じゃないかと。強気で強引な「男の子」像が、じゅりの不良っぽさを引き出して
いて、これは当時の乙女達もグッときたのではないでしょうか。
甘甘ふるふるソングの合間にこんな曲があると、ギャップにすっかりやられてしまいますね。
サウンド的にはキレのいいギターの音が気持ちいいナリ。
この曲は、昔の音源のほうがさらっとしてますね。ちょっと以外です。
ライブ音源とかでカズさんのギターに耳が慣れてるからかな~。(カズさんはジャッ!ジャッ!って
感じですよね・・って文字じゃ伝わらんのうー)
ジュリー祭りでももちろん歌いましたが、東京ドームでは歌詞がグッダグダでした

8.夕映えの海
フルオケですが、うるさすぎず爽やかなイメージの曲。
聴いているとホワワ~ンと、なんだかシアワセな気持ちになれます。
歌の方ではAメロでやたらとこぶしを回すのが印象的。
「夕日が落ちようと♪」のところで主旋律の上昇音階に低弦の下降音階のフレーズをかぶせる手法が
「胸いっぱいの悲しみ」と同じですね。
アレンジャーは・・・・・やっぱり同じ方ザマス。お得意の手法なんでしょうか。
サビの女声コーラスもGOODです。

9.よみがえる愛
こんな子にこんな歌を歌われちゃった日には・・・・・ってオバハン目線で聴いてはいけません!
アレンジはまあ何てこと無いですね。無難ってカンジ。(←何様
この曲の甘美な魅力は、やはり詞の威力によるところが大きいでしょう!
恋愛で傷ついた過去を持つ女性に、どんな過去があってもいいから
「僕との愛にもう一度 君よかけてごらんよ♪」なんですね。
あえて若い兄ちゃんに歌わせるところがミソですわ。これすっごい妄想ソングですよね・・
うあー、書きて~~。
でもアルバムレビューでMOSOしないって誓ったし・・・耐えます。

10.夜の翼
もう、ベースが激しくカッコイイです。このアルバムは2名のアレンジャーを起用していますけど、
こちらの方の曲ではこのアレンジが断然ハジケてますね。
いや、エエですわ。そして2回目のサビから入ってくるオルガンがまた心憎いわ~。
じゅりの歌の青臭さを抑える薬味みたいにピリッと効いてます!
・・・とバンドの話を先にしといて、じゅりの歌のほうなんですけども。
これはきっと加瀬さんの歌唱指導なんでしょうね。
「口づけ投げながらあん ああん ああん♪」
ってなんかもう、ムズムズして笑っちゃうんですが~。歌ってる本人は恥ずかしくないのかしら?
ホーンセクションも目立ってますけど、メロディーはなぞってないので賑やかし的な位置付けですね。

11.ある青春
二人の肖像とちょっとかぶりますが、あちらがスタイリッシュならこちらはドラマティック
曲名も歌詞もメロディーもひたすら直球の青春ソングなんですが、アレンジがピアノとストリングス
中心だからかどこか張り詰めたような印象があります。

12.ララバイ・フォー・ユー
ふと思ったんですけど、山上先生の詞って「君よ」って多いですね。
ちょっとレトロだわ。
それはさておきララバイというからには子守唄なんですよね~。
確かに間奏のギターなんかもユラユラ眠気を誘います。
しかし、緩やかな中にも、1番はBメロから入るオーボエが2番ではAメロから入るところなど、
わずかな高揚が感じられ洒落た演出ですわねー。

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【感想】
こう言ってはナンですが、捨て曲の無さにビックリですよね!
シングルカットは「胸いっぱいの悲しみ」のみですが、言うなればシングルレベルな曲がアルバムの
大半を占めてる
んですから凄い濃度です。
ちょっと「クサイ」くらいに青春してる森田公一さんの楽曲群も、若いけれど幼くは無い、25歳のじゅり
の声にとてもなじんで聴こえました。
そしてバラードの名作がたくさん詰まったこのアルバムは、今のじゅりが今後も歌い続けるであろう
(そうであって欲しい)作品だと思っています!
好きな曲を1曲に絞るのは難しいけど、是非ナマで聴いてみたいのは「船はインドへ」
いつか聴けますように・・・・