
今日は県南で仕事。
八代(やつしろ)からいつもは南九州自動車道で行くのだが、今日は国道219号線で行ってみた。
八代市は熊本第二の県南の都市で製紙工場などがある工業都市なのだ。
球磨川(一級河川)の海に流れ着くところに位置している。

国道219号線はそんな球磨川沿いを人吉を過ぎ宮崎までの約210kmの一般国道なのだ。
大雨や台風時には土砂崩れですぐに通行止めになる事で有名な国道。
九州道が開通するまではこの道が唯一人吉までの生活道路だった。
今でも危険車両は5000m以上のトンネルは通行できないためこの道を使っている。

道の駅「坂本」でトイレ休憩。
なんとのんびりした風景なのだ。
そしてしばらく走ると、今問題になっている「熊本県営荒瀬ダム」がある。

ダムを撤去するかどうかで問題になっているのだ。
ダムを造るにも莫大な金がかかるが撤去するのも100億近い金が必要となる。
一度は撤去を発表した前知事から引き継いだ現知事は凍結する方針を発表した。
補修費や運営費にもさらにお金がかかるため2012年についに撤去されるという。
日本国内では事例が無いため全国から注目されているのだ。
ちなみにダムを造るか作らないかでもめている「川辺川ダム」はさらに上流域の問題なのだ。

球磨川のきれいな風景を見ながら進むと「芦北」の看板が出ている。
右折してこの橋を渡りトンネルを抜けると芦北町になる。
ちなみに現在は去年注目された川辺川ダム方面を通って帰省しています。
荒瀬ダムの問題はホント、蒲島知事も大変だなって思います。
2年前に民主党の菅氏が来た際に、地域住民に「自然を守るためにも直ぐにでも撤去すべき」と発言し、後押ししておいて国からの補助はまったく出ないわけですから・・・全て悪者にされてて辛いだろうな~って思います。
私としては急流球磨川なのでダムがなくなったら水害対策は大丈夫か心配ではありますが。
県営ですからしょうが無いのでしょうか。
水害を上げれば球磨川には他にも沢山のダムがあります。
そのダム達は連動して水害対策になっているのか?
何だか無計画に造られているような気がするのは私の思い込みなのでしょうか・・・。