打越通信

日記ふういろいろ

印象派を追いかけて

2018-08-06 21:47:02 | 日記ふう
暑い中、早良方面から三瀬峠のループ橋を通り長い長いトンネルを抜け三瀬高原に出た。
脊振山系の峠を越えるには那珂川町から吉野ヶ里を抜ける道とこの三瀬峠を越える道、このほかにも峠越えの道はあるのだろうが後は知らない。
新幹線通勤していた頃はこの下の長い長いトンネルを超えて博多まで通勤していたものだ。
佐賀平野に出ると海べり近くまで進みそれから大川経由で久留米に向かった。
高速道路がまだ開通していない頃、この海べりの道を使って佐世保に帰っていた頃を思い出す。
ただ広いだけでどこからどこまでが大川でどこからが柳川かどこまでが佐賀なのかさっぱりわからない場所なのだ。
あとはナビまかせに筑後川沿いを久留米に向かう。
初めて通る道にだんだんと都会に近づく雰囲気が出てきた。
久留米市内に入るが、この久留米という町は道が複雑で方向感覚がいつも狂ってしまう。
川が入り組んでいるためなのだろうか蛇行する道が多いのだ。
何やら賑やかな通りに出たようで街あげての祭りが始まる雰囲気だった。
道の両側には出店が立ち並び、舞台や音響や照明の取り付け作業が進んでいた。
目的地は久留米市美術館だった。
ナビが案内してくれるのだが駐車場がわからない。
図書館の駐車場に着いたがここで良いのか係員に聞くがどうもそうではないようだった。
やっとの思いで駐車場を探し美術館に着いた。
石橋文化センタと久留米市美術館、図書館が一帯になった場所のようだった。
美術館の門に立つとなかは宮殿のように噴水があり、広々とした空間が広がっていた。
昼過ぎだったので美術館に入る前に食事をしようと係りの人に聞いてみた。



カフェのような場所があるのでそこで食事をと入ってみたが、これがなかなか良い所で緑の中のカフェと言って良いような雰囲気のところだった。
大きな窓からは日本庭園のように整備された庭が見える。



池があり鯉がいて周りには木々が植えられていて、緑がキラキラと輝いているようなところだった。



軽めの食事をして庭を一周してみたが、なかなか手入れも行き届いていていろいろな植物が植えられていた。
さて、今回も「印象派」という言葉につられセザンヌにモネ、ルノアールなど石橋コレクションの展示だった。
日本人画家の絵や印象派後の抽象画の展示もあっていたがやはりメインは上記の巨匠たちだ。
絵を見るといってもそう沢山は見ることが出来ない。
一点でも心に残る絵があればいいのだ。
絵画の事は良くはわからないが、絵から受ける感動はあるものでそれなりに得たものはあったと思う。
東京ではフェルメールの展示会があるようで、行きたいが遠い。
今回のように、旅がてらに行くのも良いのかも知れない。