打越通信

日記ふういろいろ

古いアルバム

2018-07-03 21:16:21 | 写真投稿
家の倉庫に置いてあった本やアルバムがシロアリにやられてしまった。
横置きに置いてたあったアルバム数冊がすっかりと茶色に変色しボロボロになっていたのだ。
あわてて掃除機とヘラを持ってきて丁寧にはがしてみたが、下から4,5冊が完全にやられてしまった。
本棚の底から侵入してきているようで大騒動になった。
被害に会わなかったアルバムはすぐに別の場所に移し、被害にあったアルバムの大丈夫だった写真は一枚一枚丁寧にはがした。
被害にあわなかったアルバムも一冊ずつ確認をしていった。
親父が写真好きだったこともあって白黒写真のアルバムが何冊も出てくる。
とてもすべては見ることはできなかったが、あるアルバムを開けてみて写真を確認していくと、どうも親父のアルバムではないものが3冊ほど見つかった。



白黒の写真が並んでいて、その下には英語で表記がしてあった。
その中の一冊は中学時代の写真なのか修学旅行の様子が記されていた。



もう一冊は大学時代の写真のようで何かのサークルの集合写真、野球のユニフォーム姿の写真などがあった。
そしてもう一冊は家庭の様子を記録してあるようで、祖母の若いころの写真やその当時の実家の写真があった。
兄妹が多かったので叔父叔母の若いころの写真も随分と貼ってあった。



その中に私が幼いころ叔父に抱き上げられた写真があった。
当時私は阿蘇で生まれ、叔父は大分の大学に進んでいたのでよく阿蘇に途中下車して泊まっ行ったのだろう。
叔父(親父の弟)のアルバムには阿蘇の写真が多いのもそのせいだろう。
ぱらぱらとめくっていると現像したネガが出てきた。
透かして見たが何が移っているのかわからない。
写真屋に行きCDに複写してもらいプリントしてみた。
白黒の写真で奥さんと息子の写真だった。
大学を卒業して有名商社に勤務し、長い間世界各国に赴任してきた。
今回の法事にもわざわざ出席してくれたのだ。
もう80歳になる。
だからこのアルバムも60年以上前のアルバムということになる。
だから親父が保管していたものでは無いわけだ。
祖父母たちが保管していたモノを親父たちが大事に引き継いでいたわけだ。



さっそくホームセンターに行き緩衝剤を買ってきた。
アルバムの表面は乾いたタオルで丁寧に拭いた。
緩衝剤できれいにくるんでダンボールに詰めた。
焼いたCDとプリントも一緒に入れた。
郵便局に行き手紙を添えて送った。
手紙には「シロアリに食われないうちに送る」と書いたと思う。