打越通信

日記ふういろいろ

作業の価値

2017-03-10 20:51:35 | 日記ふう
昨年の夏だったか、同級生のカッちゃんと畑の草刈を終え山に行ってみた。
近所の小父さんから
「あんたん所の山の木が、川を覆うようになっとる。今のうちに伐採せんと大変になる」
と言われたからだった。
カッちゃんはチェーンソーを持ってきていたが、現場に行ってみると
「これ、素人では無理!」
即決で地元の森林組合に電話した。
森林組合の人ははすぐに現場に見に行くと言う。
小父にも電話して同行してみてもらった。
かなり範囲が広いので数日はかかり、その分費用も掛かるようなことを言った。
数日して見積もり書が送られてきた。
かなりかかるのだろうと思ったが意外と安かった。
1.5人日分の労務費と持ち込み機材代だけで、廃材は山の中に廃棄するという内容だった。
畑に倒れた倒木2本分の処理も含まれていた。
年末に作業はどうなったか確認の電話を入れたが、なかなか忙しく進んでいなかった。
冬の間は草刈も必要ないので帰省はしても気にすることもなく月が過ぎた。
つい最近になり、作業結果の写真と請求書が送られてきた。



雑木で覆われていた小川の木々もすっかり伐採されすっきりとした写真が送られてきた。



畑の倒木も処理が終わり、きれいに片付いていた。
そして請求書は見積もり通りの内容だった。
庭木の剪定や庭の草取りに高額な金額を請求されていたことがうそのようだ。
やはり山のスペシャリストにとっては割と簡単な作業だったのだろう。
それにしても思うことだが、私たちのやってきたコンピュータシステムにおける開発の人日単価が以上に高い。
数倍を超える単価だ。
特殊技術ということもあるのだろうが、会社を運営する経費がいかに高いか、確かに人件費も一般的な会社に比べれば高いのかもしれない。
高単価であることは現場の負担にもなる。
何せ個人の能力がその単価に見合うのかはだれもわからないからだ。
よくもそんな仕事をやってきたものだと、今思えば恐ろしくもなる。