打越通信

日記ふういろいろ

シュウ

2015-12-07 10:16:23 | 公園の犬達
妻が娘のために京都旅行のフォトブックを作ると言うので近くのカメラ屋に行った。
しかし写真編集のパソコン(今ではタッチ式のタブレット)は人でいっぱいだった。
仕方なく県庁近くの同じ店に行く。
何台かあるパソコンの一つが空いていたので持ってきたUSBメモリーを挿入して編集を始める。
作業も終わり受付に行くと
「年賀状の割引が今日までで、出来上がりまで2時間くらいかかります」
との事だった。
12月も一週過ぎようとしている、この賑わいは年賀状を作る人たちの行列だったのだ。
仕方なく時間を潰す事になった。
近くの江津湖に行ってみた。
曇天の暗い空、それでも湖の畔には人影は多い。



湖畔のホットドッグ店でハンバーガーとコーヒーを頼んでいると妻が一匹の子犬を抱いていた。
その奥のベンチにはスキンヘッドの怖いおじさん、そのおじさんが社長と呼んでいる人が座って話をしていた。
どうも子犬の飼い主のようで妻がいろいろと子犬について聞いていた。
名前は<シュウ>という、6歳の雄で、犬種はトイプードル。
おとなしい性格のようで妻の腕の中で目をとろんとしている。
「かわいいよ。いつも一緒に寝るんだ。布団を広げてると滑り込んでくるんだ」
スキンヘッドのおじさんの顔がゆるんでしまっている。
社長と呼ばれたおじさんも犬好きのようで、しばらくは犬の話で盛り上がった。
寒空の中のちょっとした時間だったが楽しい会話ができた。



食事を終わって公園を妻と散歩した。
置物のように全く動かないサギも健在で、近くのベンチまで行って妻はサギと話し出した。
このサギよく見ると怪我をしているようで、右足のヒレのようなものが無い。
話に夢中になっている妻を残し、公園を散歩する。
公園内には巨大な望遠レンズをつけたカメラが何台もあった。
まるでバズーカ砲のようなカメラ(いやいやレンズ)だ。
野鳥(カワセミ)を狙っているようで、ベンチに座っていたおじさんがいきなり席を立ちカメラに向かう。



カシャカシャカシャともの凄い連写の音がする。
そんなカメラマンがあちこちに居て写真を撮っていた。
これから江津湖も飛来してくる渡り鳥たちも、カメラマンにとっても良い季節になるようだ。

話が飛んでしまったが、今日の主役はなんと言っても<シュウ>君なのだ。