打越通信

日記ふういろいろ

市電を追って2

2015-12-02 17:52:21 | 写真投稿
熊本動植物園の駐車場にクルマを停め庄口公園を抜け電車通りに出た。
昔このあたりに住んでいたので地理的には問題ない。
しかし街並みはそう変わっていないが、その昔、中華料理店(揚子江)だったところがファストフード店になっていたり変わっていた。
熊本の市電も割りと平坦なところが多く、坂があるところというと大甲橋付近と熊本商業高校前、そしてこの動植物前電停付近くらいだ。



電車通りに出て終点の健軍町電停まで歩いてみた。



途中で最新電車のcocoroと出会う。
熊本市内の交通系ICカードも「でんでんnimoca」と「熊本地域振興ICカード(くまモンICカード)」の二つに分かれてしまった。
「でんでんnimoca」はその名のとおりnimoca(西鉄)のシステムを利用して市電はもちろん全国の交通系ICカードと相互利用できるカードなのだが、「くまモンのICカード」は県内のバス会社、熊本電鉄でしか使えないカード。
何でこうなったのかはコストの問題だと思われるのだが、ICカード導入が遅れに遅れこういう結果になったのは非常に情けない気がする。
観光地として全国で共通で使用できる交通系ICカードはJR九州と市電だけしか利用できないわけだ。
熊本に住んでいる人からすると市電とバス・熊本電鉄を利用する場合両方のカードを持たなければならないという不便さだ。
今後、統一した方向に進むのかはわからないが、こんな面倒なことならICカードも考え物だ。
終点の健軍電停まで来た。



これから先は線路は無いわけで、バスのベンチには老人たちがバスを待っていた。
電停の横の看板には東区役所の方向が矢印で示されていた。
健軍商店街をブラブラして再び歩いて動植物電停まで引き返した。
天気予報も良く当たるもので雨がパラパラと落ちてきた。

今回の旅行(京都)で思ったのだが、やはり行動の主力は地下鉄や私鉄などの鉄道が主役で、あくまでもバスは脇役だと思った。
旅先でバスに乗る事はよっぽどの事が無い限り無いと思う。
おまけに電車とバスが平行していたら、やっぱり電車だろう。
熊本の場合も駅が遠いところにある以上、バス路線をいくら検討しても市電になるのは間違いないと思うのだが・・・。
バスはあくまでも生活の足、そう考えるならICカードも分かれていてもおかしくは無いのか。