愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)
令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。
災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
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災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について
こんにちは。スタッフ田中です。
先日開催した、「第8回でらえぇ~友だちつぐっぺぇ笑顔プロジェクト」のご報告をさせていただきます。
※今回は報告会の開催はありません。
大変遅くなってしまいましたが、ご一読いただけると幸いです^^
第8回目の開催となった今回は、少し体制を変えてスタートしました!
■名古屋学生スタッフ:企画主体者
■大人サポートスタッフ:学生のサポート
に加え、当日の参加が出来なったり、なかなか会議に参加できないけれど応援したいメンバーを
■名古屋サポートスタッフ(※これまで参加したことのある方のみ)
として迎え、総勢26人で企画を作っていきました!!
参加してくれる東北の子たちは、どんな気持ちで応募してくれたのだろう?
きっと最初は緊張すると思うから、こんな企画があるといいんじゃないかな?
と、東北の子のことを想像しながら、みんなで一生懸命進めていきました。
ここからは、実行委員にバトンタッチします☆
今回は下記図のスケジュールで交流を行っていきました。
★1日目
名古屋から夜行バスで石巻まで向かいました!!楽しみな気持ちと、緊張と、、、ドキドキしながらの出発でした。
名古屋サポートメンバーもお見送りに駆け付けてくれました!
3日間みんなで過ごす『民宿めぐろ』に到着し、東北の子が到着するまで、最終確認をしたり、お出迎えのリハーサルをして、今か今かと待っていました。
東北の子たちを乗せたバスが見えてきたら、手作りののぼりを大きく振ってみんなでお出迎え。
東北の子たちもバスの中から笑顔で手を振ってくれました。
少し照れた様子で降りてきたところで、名古屋学生から「ようこそ でらえぇへ!」の元気な掛け声でスタートしました。
【自己他己紹介】
いきなりみんなの前で自己紹介をするのって恥ずかしいんじゃないかな?という意見から、
まずは4、5人のグループで共通のお題について自己紹介をし合い、その後みんなの前で同じグループの友達が自分のことを紹介してくれるという方法で行いました!!
先にグループで話し合ったことで、お互いの距離感が縮まり、硬い表情をしていた子もグループの仲間の発表時には笑顔が見えました。
お題は、 「今一番ハマっている事や夢中になっている事は?」や「好きな給食のメニューは?」など、その子その子の好みや性格が見えるようなものを、お菓子のキットカットのパッケージ裏に書き、くじを引いた後もお菓子を食べながらのアットホームな雰囲気をつくることが出来ました。
また、それぞれの顔写真が載った自己紹介ボードも用意し、一緒に過ごした3日間、お互いの見つけた情報をボードいっぱいに書き込んでいきました。
【オセロゲーム】
直径30㎝と、直径1mの段ボールで作った大きなオセロをひたすらひっくり返し、枚数が多い方が勝ち!と言う、単純明解で体を動かすゲームです。
常 に自分達の色に変え続けなければならず、みんなが休むヒマがなく動き続ける状態、動きながらチームごとに違う作戦を立てたり指示を出したり、小学生でも ルールが分かりやすくみんながゲームに入り込め、距離がグッと縮まった交流になりました。自然に名前で呼びあえて指示を出したり出来ていて、次回もまたやりたいと思える様なゲームになりました。
前半2分、後半3分というゲーム時間を設定していましたが、これがなかなかの体力勝負!
「まだあと1分もあるの~?もう動けな~い!」など悲鳴に近い声があったりして…
夢中でオセロゲームをした後、みんな一様に足が筋肉痛と言う…翌日まで続きました(笑)
笑える結果も楽しかったりしました。
【花火】
手持ちの大きな線香花火が好評でした!
想定よりも手持ちの花火が大好評で、打ち上げ花火や噴き出し花火が残ってしまうほど。
みんなが同じ花火に同時に火をつけ「ねぇねぇ、写真撮って」と並ぶ姿がとても可愛らしく子供らしくて、みんなで一緒に同じ物を楽しみたいのかなぁと感じました。
夕食前後から、距離が近くなったかな?と感じた子たちが、花火でもずっと一緒にいて、言葉は少なくとも大事な時間を過ごしているなと感じました。
打ち上げ花火が上がると、同時に歓声も上がり、子どもたちの笑顔を見て嬉しく思いました。
岡崎の花火師さんが子供たちが見て楽しめる様にと華やかなのを選んでくださったものでした。
毎年、花火でみんなが楽しめる様にと、サービスしてくださったり、オススメを選んでくださいます。たくさんの方に支えられ、みんなの応援の想いが詰まっています。本当に感謝です。
★2日目
【でらえぇ〜麺作り】
みんなで冷やし中華を麺から作ろう!との発案から、でらえぇ〜でオリジナル麺、“でらえぇ〜麺”を粉からコネコネして作りました!
作る過程からお昼御飯までを楽しもうとの意図から、あえて出来上がり審査は設けませんでした。
イチニイチニと声をかけながら生地をこね踏んだり、オクラを切ったり、トマトを切ったり、麺を切ったり、まるで兄弟の様にも見えました。
小学生女子コンビは常に隣り合わせで「もう4年生だからできるもん。家庭科の時間に包丁使った事あるもん」と進んで野菜を切ったり、麺を踏んだり姉妹のよう。
初めて包丁を握った小学生男子は大学生に見守られながらひとつひとつ真剣に。
そして久しぶりに参加した高校生は、歳の近い女の子とお話しながら、少しずつみんなに馴染んでいる雰囲気がありました。
おとなしいながらも参加者みんなの声や仕草に目を向けたり、耳を傾けていたりといった仕草が、写真を撮っていて目に留まりました。
お昼にはそれぞれの班で、でらえぇー麺を作った過程の話や出来栄え、手作りダレの味を楽しみながら、和やかな時間を過ごしました。
【特製でらえぇ~トランプでの神経衰弱】
名前と顔を覚えられるようにと、参加者の名前と顔写真がそれぞれ書かれた特性巨大トランプを作成しました。
自己他己紹介と同じグループで、チーム対抗での神経衰弱!
若いから記憶力もあって、簡単に当ててしまうと思っていましたが、意外にも…何度も同じカードをめくってしまったりして難易度が高かったようです。
さっき出たやつだ!あっちにあったよね??と、グループ内での話し合いも増えてコミュニケーションもたくさんとれました。
自然と大きな歓声が出て大変盛り上がりました!
特に小学生は、自分のカードが出ると欲しくてたまらなかったらしく、「これは僕のカード!私のカード!取らないで~」といった感じで身を乗り出す様な格好で全力で取りにいってました!!
自分のカードが取れると満面の笑み!
他の人に取られてしまうと自ら獲得したトランプと交換してまでほしいと他のグループに交渉していました。
グループとグループの間でも、情報戦を仕掛けたりして、グループを越えて自然に会話が沢山生まれていた事は、
お互いを知るより良いコミュニケーションを図れた様に思いました。
名古屋メンバーの一人に似てると言うことで用意したjokerの間寛平さんのカードが笑いを取るのにひと役かい、終始和やかな雰囲気、時折歓声が湧くとてもいい雰囲気の中で行われました。
【水鉄砲】
夏のでらえぇ~では毎年恒例の水鉄砲対決!!
毎年ルールは違いますが、今年ももちろんやりました!!
各チームで色違いのハチマキを巻き、頭に3本の金魚すくいのポイを挟み(チームボスは5本もつけました)、制限時間内に水鉄砲を撃ち合い、破れなかったポイがたくさん残っているチームの勝ち!!
お互いに遠慮なく水を掛け合い、思いっきり走り回ることによって、緊張感やストレスなどを払拭しました。
仲間チーム内で敵の後ろに回り込んで撃とうとか、敵が来るのを待ち構えようなどの作戦立てたり、敵で打ち合って盛り上がったり、
小学生が特大のライフルを担いでたり、大人が手のひらサイズの水鉄砲だったり、
自分もこの時は子供たちと同じ目線になろうと思い、小学生でも女の子でも、全力で撃ちにいきました。
子供たちも、すっごく楽しそうに笑顔で撃って来てくれて、大人子供関係なく遠慮なく打ち合ってお互いにはしゃげて、
夏の風物詩らしく外で子供たちの声が心地よく響いていました。
蝉の声と共に子供たちの声が響く、これほど夏らしい、楽しい風景は無いなとふと思った瞬間でした。
そして、撃ち合いが終わるころには全員お揃いで着ていたでらえぇオリジナルTシャツはビショビショに…。
順位が決まり、それぞれのチームにはサポートスタッフが名古屋で手作りしてくれたご褒美のメダルが渡されました。そのメダルを見て、「わぁ~かわいいメダル!すごーい手作りなんだ」と喜んでくれました。
水鉄砲後に撮った集合写真の笑顔には、チーム順位関係なく、楽しいみんなの気持ちがよく表れている様に感じました。
【スイカ割り】
大勢集まった時にしかなかなかできないスイカ割りなので、楽しみにしていた子も多く、「今からスイカ割りをやりまーす!」の声に「やった!やった~!」と集まってきてくれて夏を視覚と味覚で楽しみました!
スイカを抱っこしての重さ当てクイズでは、初めて丸ごと1個のスイカを持ったという子もいて、「うわ、何キロか全然わからない」と言っていましたが、なんと、ピタリ当てたのは東北の大学生。
その後小学生を中心にスイカ割りをしました。
みんなで周りから声をかけて誘導しました。
面白がってウソの誘導する人『私』(笑)
命中してもなかなか割れず、何回もチャレンジして割ろうと試みる小学生。
失敗してもあきらめず、何度でもチャレンジして割ろうとする姿に前向きな気持ちを感じれてうれしく思いました。
スイカに亀裂が入ったところで終了!東北学生のお姉さんがちびっこに切り分けていて、冷たいスイカをみんなで美味しくいただきました。
【2日目の夜は食事後にカラオケ大会!】
スタートは名古屋学生がリードして流行りの曲パーフェクトヒューマンでダンスを交えて歌い盛り上げ、初参加の名古屋大人スタッフも持ち歌を披露、
名古屋&東北の女子学生は、東北学生のリピーターさんがみんなで一緒に歌える曲をと、世界に一つだけの花を選択…その場に居た全員みんなで歌いまし た。
すると、これから就職活動などででらえぇの参加は今回が最後かもしれないという東北学生の子は、これまでのでらえぇで出会った仲間の事や、大好きなでらえぇで過ごした時間を思い出して涙を流しました。それに気付いた名古屋学生たちはそっと側に寄り、肩を組み、一緒に涙しながら歌うという場面がありました。
この時、東北学生も名古屋学生もそして大人も、それぞれがお互いに“特別なOnly One”の存在である事を感じたのではないでしょうか。
小学生が入れる曲をもう少し入れても良かったかなと思いましたが、高校生大学生を中心にちびっこも混じりながら、短いながらも楽しいカラオケ大会でし た。
【語る会】 ※個人情報につながってしまうためなかなか内容を鮮明にお伝えできません。申し訳ありません。
みんなで思いっきり遊んだあと、最終日の夜に「語る会」というものをいつも行っています。
でらえぇ~の様々な企画の中で最も大切だと言える時間です。
東北の学生と名古屋の学生が交互に輪になって座り、自分の中の気持ちと、お互いの気持ちに真剣に向き合う時間です。
無理に話さなくてもいい。話したくなった時に話せばいい。聞いているのが辛くなったら出て行ってもいい。自分の話したいことを素直な気持ちを話してほしい。
そのことをみんなで確認し始まります。
例え話すことができなくても、全員がお互いの気持ちを一生懸命受け止めようという姿勢になっているその場、時間を共有することが大切だと思っています。
今回は、宿泊室の一つで行ったからなのか、いつもよりみんなとの距離が近く感じられました。
東北の学生も、名古屋の学生も、一生懸命自分の中にある気持ちを話してくれました。
いつもは違う部屋で遊んでいて語る会に参加しない小学生たちも、ほんの少しだけ語る会に参加してくれました。
そして、「ずっとでらえぇ~に参加したい。私が死んじゃうまでずっと続けてくれる?」と言ってくれました。すると、隣にいた東北の学生は、「一生ってことは、でらえぇ~の皆って家族みたいだね。」と言ってくれたのです。
東北の学生がどれほどでらえぇ~という場を、でらえぇ~の友だちのことを必要だと思ってくれているかが伝わってくる、とても幸せな時間でした。
今回で語る会は8回目になりましたが、語る会の話してくれる形、内容、雰囲気などは、少しずつ変わってきているように感じます。
今回は、対話のような形で進んでいきましたが、そうでなければ話したかったことを話せなかった、と後で言ってくれた東北の学生がいました。
一方で、話している途中で気持ちが溢れてしまった東北の学生の背中を隣でさする名古屋の学生もいて、
お互いに支え合いながら語る会という繊細な時間を共有しているということは変わらないんだな、とも思いました。
語る会の後は、またウノやトランプが大好きな小学生たちと遊ぶ学生もいれば、
外で十八成の星空を眺めながらお話をする学生もいて、思い思いに最後の夜を過ごしました。
いつもと少し形が違ったとしても、東北も名古屋も関係なく、お互いの気持ちを強く結びつける語る会になったと思います。
3日目
いよいよ最終日。仲良くなった友だちと、もうすぐお別れです。
【寄せ書き】
今までは名古屋学生がサプライズで用意していたメッセージ寄せ書き。
でもきっと東北の子から東北の子へも贈りたいメッセージはあるよね、そんな話し合いから、今回はあえて同じ部屋の中で全員が、色紙へのメッセージを書きました。
色紙は、学生スタッフと名古屋サポートメンバーが事前に作成し、同じものは1つもない特別な色紙になりました。
【昼食、石巻橋通りコモン】
震災で被災された方や、ボランティアがきっかけで出店されている方々が集まって形成されている石巻橋通りコモン。
お店の方々の想いが詰まった名物の石巻焼きそばや、フレンチトーストなどをみんなでシェアしながら、コンテナハウスにて食事しました。
空き時間には、のんびりとカードゲームをしたり雑談したり、写真を撮ったりと思い思いの時間も過ごしました。
全員で過ごすのはここが最後なので、時間の使い方に悩みました。企画を考えようか否か、最終的には、あえて何もせず、
それぞれがお別れの時間まで自由に友だちと過ごすことにしました。
ただ一点、コモンでのみんなで一緒に写真撮影がなかった部分は大反省でした。
大勢でお邪魔したにもかかわらず、割引してくれたりと、コモンの方々からの手厚いご対応やお気遣に感謝でした。
今回参加してくれた東北の学生は、全員リピーターと言われる2回目の参加以上の子でした。
3年前にでらえぇに参加してから、本当はずっと参加したいと思っていたけれど、高校3年間は部活を一生懸命がんばろうと決めていたので来られなかった。
だから、今回はどうしても行きたくてお母さんに無理を言って、
「帰ったらお盆で親戚が集まる時忙しいお母さんの手伝いをする事、進学のことも怠らずする」約束で参加したという女子高校生もいました。
家業を継ぐための大学へ進む事を決意した男子高校生もいました。
夢の職業につくために大学での実習や授業、就活をひかえていて今回のでらえぇが最後の参加になるかもしれないと言話してくれた大学生もいました。
夜の自由時間に、今回は都合で参加できなかったけれど過去にでらえぇメンバーであった名古屋学生の子に、ラインのビデオ通話をかけてみんなの様子を見せながら「こっちは楽しいよ~」と仲良く長距離電話をしていた子もいました。
でらえぇが終わって名残惜しかったのか、帰り道の車内から、大人スタッフの携帯に電話をかけてきて「今どこ?何してる?今度はいつ会えるの?また会える?」など他愛のない会話を延々と2時間話し続けた子もいました。
年齢は違っても、それぞれにでらえぇという活動が大好きで、そこで待っていてくれる名古屋の学生に会いたくて参加してくれています。
東北の子たちにとって、でらえぇで過ごす時間は、年齢や環境は違ってもそれぞれに、でらえぇを大切な場所として想ってくれていることが伝わってきます。
今回のでらえぇ~友だちつぐっぺぇプロジェクトを通じ、
たとえ遠く離れていてもこれからも繋がっていたい、またでらえぇ友だちに会いに来たい、
と思ってもらえるような心の繋がりが出来ていたら嬉しいなと思います。
最後になりましたが、この活動が続けられるのは、サポートや応援してくださる皆さんがいてこそです。
差し入れをくださった方、お見送りやお出迎えに駆け付けて下った方、出発準備(備品)をしてくださった方、
声をかけてくださった方、、、本当にたくさんのサポートがあってはじめてこの活動が続けられます。
本当にありがとうございます。
間もなく3月の第9回の開催に向けメンバーの募集を開始します。
引き続きお力添えいただけると幸いです。