あげちうのブロマガ

とある檻の中から夢を見る

意味がある話、だろうか。

ともかく億分の一かで、”そこ”に罪のない人は居る、かもしれない。

前に、こんなSSを考えてる。


極短編小説「薫風と菫の動物園」

薫風(くんぷう)は、今日も、動物園に出向いた。
そこは普通のそれとはちょっと違う。みんな、少女の姿をしている。
薫風には、良く行く檻がある。そこには”菫(すみれ)”と言う名のキリンがいて。
薫風は金を持って居るので。その檻の中に入る事が出来る。楽しいひと時だ。
その夜も、薫風は菫と楽しく遊んで、そして二人で、眠りについた。

次の朝、薫風が首筋の痛みで目を覚ますと。隣で寝ていたはずの菫は姿を消していた。
気付くと、首に奇妙な”首輪”がされていた。ワイヤーが少し食い込んでいて、
首の後ろには箱状のモノがあり、激痛はそこから発せられていた・・・刺さっている。

動物園は、もぬけの空・・・だ。そして薫風は檻の中に居た。檻には鍵が掛かっている?
ともかく、檻を破る事が出来ない。そのまま狼狽えつつ、気づく。ワイヤーが少しずつ締まってくる。
様々な事が頭をよぎる。後ろの”それ”が、爆弾だったら?自分だったらどうするだろう?
切ったとたんに爆発する様にする。もちろん止められない様に、万全の対策はするはずだ。

これは、気まずい状況だ。薫風は悩んだ、とにかく首輪を、直ぐに、外さねば、ならない。
何故、こんな事になったのか。とにかく、首輪を外す方法はある筈だ。


この薫風か、それは、脱出出来るだろうか?

うっかりしたら、”これ”が「けものフレンズ」その元ネタ?かもしれない、常に破綻する、のは”だから”だろうか?ともかく勿論表現として、この「動物園」それは、売春宿の比喩、だ。そしてここに来た薫風と言う客は、そこに居る娼婦を「動物だ」と認識している、そう言う心理状態だ。その意識の先である、一つの奈落として、割と思い出深い?小話ではあった、が。

中々に、脱出の難しいシチュエーション、ではある。

どうやったら逃げられる?無理に引きちぎろうとすれば爆発する。そのままではナイフが首に刺さって死ぬ。じわじわと、死ぬ恐怖に抗って死ね、それはまあ、そこに居た人々がされていた事の、「そう言う応報」なのだが。相当恨まれている、売春宿を経営する人々さえも巻き込んで、この一人を殺す為に、この施設その物が使用されたのだ。

考えると、脱出方法は、一応はある。首を締めてる導線をむき出しにし、電線部分を二か所露出させる。そこにバイパスする感じで長めの導線を通し、首を絞めてる部分を切り?頭が通る余裕を創れば良い。ただ、このシチュエーションでは、それが可能な機材が無い。檻の中、だ、外部から鍵も掛けられてる。しかももちろん、秘密の遊び場である、救援が来る可能性はほぼ、無い。第三者が助けに来ない限りは、この状況から生き延びる事は、ほぼ無理だろう。

…ただまあ、この判断は、あくまでもあげちうの個人的な把握だ。この薫風が、或いは何かの悲痛の果てにこういう変質をした、としたら、それはこんなオチに成るべきか?だ。それを判断するのは誰か?は解らない、ともかく如何に動物扱いとしても、相応に可愛がっていたら、ここまでの恨みを買う事も無かった、だろう。ストーリー的に「良かった」オチそれは何処か?ともかくこの話は、「悪夢として終わる」のだけど。

デッドバイデイライト、このゲームで、キラーに吊られ、そのキラーが自分が死ぬまで自身の前で見張っている、そんなシチュエーション、だ。第三者の救援が来ない?それはゲームシステム上、必然として発生する。とは言えそれは、果たして欠陥か否か。

少し感覚は変わった感じはある、立場の変化かもしれない。その時そうなるとしたら、それはプレイヤーに闇が有るのだ、それを恐れるのも、或いは?

創作者はでも、この薫風に陥りやすいのだけど。


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