大顰蹙らしい、「エイリアン・コブェナント」。
要するに「エイリアン」と言ったら、人類にはとても抵抗できない未知の脅威から逃げる、と言うコンセプトが大事なのに?”そこ”を理解出来る様な、結局は奇妙でちんけな野心家の創った、ちょっとパワフルな生体兵器…と言う矮小なイメージにしてしまったのが原因らしい。
見てないけど。
ただその、”本来のコンセプト”って受け入れて良いんだろうか?そこは謎だ。
本来期待されるテーマ的には、「人は神には勝てない」とか…そんな感じだろう。
「エイリアン」テーマ概要
表「これは悪夢」肯定否定
人類の野心は、未知なる脅威を呼び起こす。
裏「人は神には勝てない」否定肯定
その辺から全体のパーツを推測するに、大まかなタイムテーブル?としては多分。
昔、外宇宙の惑星で、「エンジニア」と今は呼ばれる人類的な知的生命体が発展していた。
しかし、彼らは自身を改造する方向へ入る結果、”何故か”エイリアンを発生させてしまう。
”それ”の暴走?により、彼らは滅んでしまうが。一部は生き延び、地球へ到達していた。
彼らはやがて人類の祖先となった。”その”記憶は、深く封印され、何もかも彼らは忘れた。
しかし、人類が発生、発展する結果として、やがて外宇宙へと進出する。
そこで、彼らは”元の”惑星或いはその遺跡に遭遇、エイリアンを目覚めさせる。
その時は何とか対処したが、人類は惑星への入植を諦めずに…挑戦を続けた。
結果、エイリアンとの遭遇が多発、被害と悲劇は、拡大するだけだった。
更に、人類としての禁忌に近い「アンドロイド」は、そのエイリアンを前にして、
「潜在的な何か」が作用してか、”それ”を超えるパワーを求めようとし、一部が暴走。
より”エイリアンを”パワフルにしていく。本来は敵に勝利しつつ使役せんとして。
それは人類にとって、更なる破滅的な事態へと…発展して行った。
「で?」
「人は神には勝てない」神の領域を犯さんとすれば、結局は破滅しかないのだ、と言うのは定番のテーマになる、筈だが。否定感の源泉は多分、”これ”に立ち向かってる所な訳だ。頭の良い人間は、直ぐに理解して手を出さなくなってしまうだから、「馬鹿なの?」そう言う奴しか登場人物に出てこなくなる、話が始まらないから、だ。それはつまり「なんでそんなバカに妙な権力を与えるのか?」そこに通じて、どうにも納得出来ない”有り得ない”展開へと繋がる…訳で。
しかし、すると、”諦める”のか?
ただその大災害を前に、神へ救いを求め祈るだけだと?
この辺、アメリカにとっては受け入れ難い話は、実はあるのかもしれない。「昭和の名作」である、「昭和天皇という王の権威が、相応の存在感を持っていた時代」その産物だ。それは、良くも悪くも日本的な価値観が結構、”前”に出てしまう。それに逆らったら話が始まらない、しかし、受け入れ難い。勝てない相手からは逃げるしかないのだ、人には限度がある。
つまり、「独裁的創作を利益にする事は出来ない」と言う事だ。
共産主義は成り立たないのだ。諦めるしかない、新たなる王へ減免しよう。
これに反発し、投入するエネルギーは総じて「特異点」へと消えていくにしろ、”それ”は重力と言うパワーとして…現実には帰ってくる訳だ。”それ”が、実は何の影響力も世界に及ぼさない訳でも実は無く?サイコロの出目を操る程度の事はするかもしれない。現実にはエイリアンの様な”魔物”は居ないが、「邪魔」は、「何故こんな所に石が?」何でそんなうっかりを?!的な、そう言う事態は常にある訳で。
100億円投入して、標的が思いもよらない所で転んだだけであっても。
”それ”が何かの崩落のきっかけにならない、とは誰が言えよう?
可能性は0じゃないのだ。
まだだ。