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あげちうのブロマガ

森宮のゲーム日誌06「INSIDE編」その6 end

 

僕は、お金が欲しかったんだ。

そう、だから私は、この道を選んだ…この先に、それが有ると。

…そう、思うしかなかったんだ、当時はもう、何もかも。

私は人々を守らねばならなかった…だから、その為にはどうしても。

その為には、そこに行くしかないと、俺は考えたのだ。

自分を呼ぶ声が聞こえる、それは自分を待っているのだ。私こそが。


…誰が呼んでいるの?

 

いやんばかん

 

 

もう完全に怪獣

 

 

しゃちょーさんちーっす

 

 

それを下さいってい、あー!

 

 

光を求めて…虫かな?

 

 

ここは何処だよパトラッシュ

 

 

僕が、私が、俺が、自分が、儂が!あたしが・・・我こそが、私こそが、なのに。

何でこんな事に成ったんだ?何を間違えたんだ。
ただ、金持ちに成りたかっただけだ、なのに。
人々だって求めた筈だ、ここに行けばそれが有る筈だって言っていたじゃないか。
こんな終わり方って、有って良いのか?神よ…いや、違う、何故だ、何故こんな?
間違っている、全てだ、こんな事は


気付いた、幾つもの声が自分の言葉、いやそれよりも前に鳴っていて、それはどんどん小さく、か細く消えて行った。呪詛の、悲痛の、憤怒の、それはでも、次第に静寂へと変わって行った。訪れる、何かの静けさの中で。不意に、僕だけが今、ここに居る事に気づいた。

思いは、した。

…これ、夢だよ、ね・・・?

 

と言う訳で、「INSIDE」クリア、という事には成りますが。色々実績とか隠し要素とか有るらしいので、結構楽しめる?作品では有ります。ぶっちゃけると、続けながら「凄い余計な事をしている」感じが次第にひしひしとハンパなかったんですけども(;´Д`)、始めちゃった手前、ともかく最後まではまあ、書いてみました。

「面白い」作品に対して、余計なそれは野暮と言う事は解ってた部分はあるんですが。「LIMBO」との差は何処?と言うのをちょっと見たくなった、部分はまあ、あります。

値段に比してます、よねぇ、何となく。


結末は、恐らくは、夢オチでしょう、少年はこの後、ベッドの中で目を覚ますのです。とは言え少年が踏み込んだ何かの領域はでも、やっぱり今も有る、創作者が良く陥る奈落の様なモノだとは思うのですが。もちろん「じゃあどうすれば良い?」は、中々言えない事なんでしょうけど。ともかく「お金持ちに成りたいなら、”ここ”には来るべきでは無い」それはまあ、言える事かと。

感じ方は、人それぞれではあるのですが。


と言う訳で、もしかしたら次のゲームでお会いしましょう、ではまた。

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