エリクソンの「愛着障害臨床実践マニュアル」エリクソンは、ピアジェの見事な認知発達理論を高く評価します。 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』p76の、下から1......
Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること 意識、脳科学、治療』の翻訳。発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども、大人。
最終章の第7章、p.291、3番目の面接者から。
面接者 : 回復についても、一言いただけませんでしょうか? 人々にお伝えしたいメッセージをお願いします。
キム : ありますね。渦中にいる時には、分かりません。つまり、私は何年もの間、「あなたは頭が良いし、できますから、可能です。でも、カギになるのは、支援の仕組みです。支援の仕組みは、家族の外にあると思うことがよくあります。というのも、10中はっく、家族が今ある自分の原因だからです。でもね、確かな支援の仕組みがあれば、何とかなりますよ。教科書通りにやろう、人がきたいするとおりにやろう、ってんじゃなくて、自分が良いと思ったとおりにやるんですよ。だって、ほかの人がとやかく言うことに従って、自分が正しいと思っていることに従わなかったら、うまくいかないでしょ。そんなことをしたら、不満がたまってきますし、まるで自分が失敗している感じでしょ。だいいち、人は「あなたは良くなりたくないんでしょ」などと責め始めますよ。でもね、良くなろう、知らないことはどんなかを知ろう、というリスクを取るのは、それだけの値打ちがありますよ。だって、それは前に思ってたほど悪くないんですからね。
キムさんが以前のように不信の塊、怒りの塊でないのが、その語り口から分かりますでしょ。それだけても、キムさんがいかに希望を取り戻しているのかが分かりますよね。