改訂版 セラピー、ないしは、心と心が響くこと≪約束≫ 巨大な遊び場 自主独立の人になる場2013-09-14 04:11:40 | エリクソンの発達臨床心理ア...>続きを読む ......
今朝は、心がいかに不可思議なものかを物語る言葉。
ユング著作第9巻の1(Collected Works of C.G. Jung, Volume 9 (Part 1): Archetypes and the Collective Unconscious)『諸元型(いくつかの最初の型)と集合的無意識』pp.3-41、Archetypes of the Collective Unconscious 「集合的無意識の諸元型」から。
無意識は、五感を使わずに、命のバランスを保ち、「ほっとけない」という不思議な小道を通して、人の心の奥底の気持ちの動きが分かるだけじゃなくて、その心の奥底の気持ちの働きに、そっと働きかけもするのです。
セラピストや、本物の宗教家の働きを、これほど見事に簡明に述べているところを、私は知りませんね。イグナチオ・ロヨラの著作にも通じるところらしい。
人の心の奥底の動きが分かるだけじゃなくて、そこに働きかけることもできる。普通は言葉で表現できません。感覚的・直感的な感慨に過ぎない場合が多い。
それにしても、見事です。