【ピンナップス】(74年):
カヴァーアルバムで、良質ですが、あまり感銘は受けませんでした。
【ダイアモンドの犬】(74年):
ここで残念なことに、ギタリストのミック・ロンソンとの決別がありました。
そのためか少しシンセっぽくなってしまいましたが(ぼくはシンセは合成っぽくて嫌いです )、近未来的な雰囲気や、ボウイのヴォーカルが強調されました。
ジャケットのボウイは下半身が犬になっております。
代表作「Diamond Dogs」
http://www.youtube.com/watch?v=bFOqU7ZPCOU&mode=related&search=
と「Rebel Rebel」は傑作です。
「Rebel Rebel」は携帯のCMで使われましたが(どなたかによるカヴァーだと思いますけれども)、今聞いてもそのイントロのリフは新鮮です。
http://www.youtube.com/watch?v=kOn6oVKG95k
http://www.youtube.com/watch?v=QDetQ18fw5Q&mode=related&search=
ミック・ロンソンならどういうリフを奏でたか・・・。
「1984」はジョージ・オーウェルの同名の小説にインスパイアされてできた曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=pUGelOOcePs
僕も読みましたが、この小説もなかなか面白かったです。
コンピュータ社会や、言論統制や監視など、まさに現代を予見していたかのような小説でした。
また、ビートニクbeatnik (ビート族)で有名なアメリカの作家、『ウィリアム・バロウズ』の、クローネンバーグ監督によって映画にもなった小説「裸のランチ」があります。
バロウズはヘロイン中毒の天才であり、妻を殺害して、南米からモロッコに移り、「裸のランチ」を完成させたそうです。
裏切られた世代とも言われる、ビート族の落ちこぼれの芸術は、革新的であり、既成道徳への反抗であり、脱(古きよき)アメリカ的であり、世界に与えた影響は日本人の僕たちの想像をはるかに超えるものです。
ビートたけしのビートもここから取られたとしたら、やはりたけしはすごいと思いますが、どうなのでしょうか?
ガルシア・マルケスの意識の流れや、マジックリアリズムではないですけど、バロウズが用いた「カットアップ」という、既存の文章をばらばらにしてランダムにつなぎ合わせる文学上の手法があるのですが、実はそれをボウイもこのアルバムで用いているのです。
ジャン・リュック・ゴダールもヌーベルバーグというムーブメントの中で、このカットアップを映画に用いました。
ボウイのこういうアンテナや知性、感性がたまりません。
日本のミュージシャンでおりますか?そこまで歌詞に知性を動員される方が。
ミュージシャンとて詩人なのですから、表現者のプロとして作家並みに知識や技術を望みたいのは僕だけでしょうか。
蛇足ながら「裸のランチ」は映画も見たし、原作も読みましたが、まったくわかりまへん。
ここまでアヴァンギャルドだと、僕の鈍脳ではまったくついていけましぇん。
カヴァーアルバムで、良質ですが、あまり感銘は受けませんでした。
【ダイアモンドの犬】(74年):
ここで残念なことに、ギタリストのミック・ロンソンとの決別がありました。
そのためか少しシンセっぽくなってしまいましたが(ぼくはシンセは合成っぽくて嫌いです )、近未来的な雰囲気や、ボウイのヴォーカルが強調されました。
ジャケットのボウイは下半身が犬になっております。
代表作「Diamond Dogs」
http://www.youtube.com/watch?v=bFOqU7ZPCOU&mode=related&search=
と「Rebel Rebel」は傑作です。
「Rebel Rebel」は携帯のCMで使われましたが(どなたかによるカヴァーだと思いますけれども)、今聞いてもそのイントロのリフは新鮮です。
http://www.youtube.com/watch?v=kOn6oVKG95k
http://www.youtube.com/watch?v=QDetQ18fw5Q&mode=related&search=
ミック・ロンソンならどういうリフを奏でたか・・・。
「1984」はジョージ・オーウェルの同名の小説にインスパイアされてできた曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=pUGelOOcePs
僕も読みましたが、この小説もなかなか面白かったです。
コンピュータ社会や、言論統制や監視など、まさに現代を予見していたかのような小説でした。
また、ビートニクbeatnik (ビート族)で有名なアメリカの作家、『ウィリアム・バロウズ』の、クローネンバーグ監督によって映画にもなった小説「裸のランチ」があります。
バロウズはヘロイン中毒の天才であり、妻を殺害して、南米からモロッコに移り、「裸のランチ」を完成させたそうです。
裏切られた世代とも言われる、ビート族の落ちこぼれの芸術は、革新的であり、既成道徳への反抗であり、脱(古きよき)アメリカ的であり、世界に与えた影響は日本人の僕たちの想像をはるかに超えるものです。
ビートたけしのビートもここから取られたとしたら、やはりたけしはすごいと思いますが、どうなのでしょうか?
ガルシア・マルケスの意識の流れや、マジックリアリズムではないですけど、バロウズが用いた「カットアップ」という、既存の文章をばらばらにしてランダムにつなぎ合わせる文学上の手法があるのですが、実はそれをボウイもこのアルバムで用いているのです。
ジャン・リュック・ゴダールもヌーベルバーグというムーブメントの中で、このカットアップを映画に用いました。
ボウイのこういうアンテナや知性、感性がたまりません。
日本のミュージシャンでおりますか?そこまで歌詞に知性を動員される方が。
ミュージシャンとて詩人なのですから、表現者のプロとして作家並みに知識や技術を望みたいのは僕だけでしょうか。
蛇足ながら「裸のランチ」は映画も見たし、原作も読みましたが、まったくわかりまへん。
ここまでアヴァンギャルドだと、僕の鈍脳ではまったくついていけましぇん。